第4話「机の上の値」

王命から︑3日︒
王城の財務院︒

王家 財務院の書記官ノエラ
ノエラ:グラナート商会から
北の丘の土地を
買いたいと
申し出があった
ケイ:この査定書を
書いた人は
丘に
上りましたか
ノエラ:「上る要はない
帳で足りる」と
書いてある
ノエラ:10日後
御前査定を開く
商会の値と
お前の値を
王の前に並べる

査定書|北の丘の土地広さ:未確認道:未確認水:未確認地下(ダンジョン):未確認稼ぎ:未確認
ケイ:全部 空欄だ
この窓は
見ていない物を
書かせてくれない
前の世界でも︑
行かずに出す値と︑
行って出す値は︑
分けて呼ばれていた︒

ケイ:丘に
行きます
値なしの土地、査定します
第4話「机の上の値」

ドーラ:ダンジョンの1階までなら
道案内してやる
昔の飯の種だ
リタ:数えるのは
私の仕事ね

翌朝︑
3人で北の門を出た︒

北の丘︒
王都の北の門から︑
歩いて半刻︒

ケイ:轍が 新しい
荷車が 毎日
上っている
ドーラ:誰も行かない
値なしの丘に
かい

リタ:冷たい︙︙
水が
湧いてる!
査定書|北の丘の土地道:荷車の通れる道が1本(麓のパン屋の裏庭を通る)水:丘の上に湧き水轍:新しい。毎日、荷車が上っている

ドーラ:︙︙入場料を
取ってやがる

取り立て役:また お前か
ここは値なしの土地だ
誰の物でもねえ
ケイ:誰の物でもない土地で
誰が 入場料を
取っているんですか
取り立て役:商会が
魔物から守って
やってるだけだ

若い冒険者:毎日 銅貨20枚
値なしの土地の
くせにな

査定書|ダンジョンの入口(ケイたちが数えた分)朝から昼まで 入った組 18組入場料 1組 銅貨20枚(銅貨100枚で銀貨1枚)見張り 商会の男 2人
ケイ:値なしの土地が
毎日
稼いでいる

ドーラ:夜は 1階の魔物が
上がってくる
見張りと柵の修理は
欠かせないよ
ケイ:それも 書きます
稼ぎだけじゃなく
かかる物も

ドーラ:1階までだ
それより下は
命の値が要る
ケイ:石組みは 古いけど
崩れていない
1階の広さは
丘の半分ほど
査定書|現地で確かめた事値を上げる物:湧き水・荷車の道・毎日の入場料値を下げる物:夜の魔物・見張り・柵の修理地下:1階まで確かめた。石組みは古いが、崩れていないまだ足りない:1日の稼ぎとかかる物(10日、数える)

机の上の値と、丘の上で確かめた事商会(机の上):値なし・取引なし → 銀貨10枚ケイ(現地):水・道・毎日の稼ぎ・かかる費用 → 値は、まだ出さない
ケイ:10日 数えます
1日いくら稼いで
いくらかかるか
値は それから出す
リタ:10枚じゃ
ないよね
絶対


ベルント:数えさせておけ
丘へ上がる道は
もう 押さえてある

丘へ上がる道は︑
一軒のパン屋の
裏庭を通っていた︒

丘の麓のパン屋マーラ
マーラ:あんた
値を付ける人
だろう
マーラ:3か月前
商会は この店を
1200枚で売ると
言ったんだ
マーラ:まだ 一人も
見に来ないんだよ

ケイ:丘へ上がる
ただ一本の道
その土地を
商会が預かっている
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あなた「この宿で人が死んだ」と言われた後を考えたい
AIドーラがなぜそれを知っていたのかを謎にする手があります。噂で値を下げたい商会の差し金か、ドーラ自身がその場にいたのか。どちらでも、ケイの査定書が試されます。
あなたドーラの過去の線で、最初の台詞を
AIドーラ「あの夜、あたしは隣の部屋にいたのさ」。絵:宿の階段の上、古い傷の残る手すりに触れるドーラ。
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