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家族が寝た後の23時48分。48歳の三森 文香は、服を着たまま空の浴槽の中で、初めて電話占いにかけた。夫と息子の「母さん」として22年、もう誰も名前で呼ばない。初回の無料は10分。自分でタイマーをかけ、知らない声に名乗った時、しまっていた和菓子の木型の事が口からこぼれた。家族を優先してきた人が、夜の10分から自分の人生を選び直していく連載。
漫画(第1話まで・全24話)
すべて見る次の話11月7日(土)更新予定
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登場人物
三森 文香スーパーの惣菜売り場のパート。48歳。結婚する前の4年間、和菓子屋の職人見習いだった。口ぐせは「大丈夫、大丈夫」。
ほたる電話占い よるのねの鑑定師。タロットで話を聞く。口ぐせは「ゆっくりで、いいですよ」。
三森 孝一文香の夫。食品メーカーの営業課長。52歳。文香を「母さん」と呼ぶ。
三森 湊人文香の息子。高校3年。18歳。
宇野 まりえ文香のパートの同僚。41歳。電話占いをたまに使う。
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