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第1話「800万円の判子」

この作品には、D株式会社のサービスが登場します

朝の印刷工場を、天井の高さから見下ろす。上の方は大きな印刷機が紙を吸い込んで回り、刷り上がった紙が積まれていく。下へたどると、工場の奥のガラス張りの小さな社長室。机の上に1枚の申込書と、赤い朱肉。「ガシャン ガシャン」の描き文字。

生駒 剛:これで
うちも
AIだ!

社長室の机の寄り。太い指が、1枚の申込書を相手の方へ滑らせる。右下の欄に、押したばかりの赤い社判。

お申込書AI受注・見積もり自動化システム 一式8,000,000円(税別)展示会の特別価格 今週の金曜まで

机の向かいの女性の胸から上。背筋を伸ばして座り、手の中の小さな銀の数取器(カウンター)を親指で押さえている。申込書を見下ろす目は静か。

御子柴 澪:その申込み
来週まで
待てますか

D株式会社 社外CAIO(AI顧問)御子柴 澪

大柄な社長が机に両手をついて身を乗り出す。インクの染みた作業着の上着、白髪まじりの角刈り。後ろの壁に「創業」の古い写真と、印刷機の前の若い頃の写真。

生駒印刷 社長(62)生駒 剛

生駒 剛:待てん!
展示会の値段は
今週までだ

中小企業(ちゅうしょうきぎょう)の解説

現実の事実中小企業基本法では、製造業などは「資本金(しほんきん)3億円以下(えんいか)」か「従業員300人以下」のどちらかに当てはまる会社を中小企業としています。印刷業は製造業に入るので、社員40人の印刷会社は中小企業です。国の補助金(ほじょきん)や支援の多くは、この定義で対象かどうかが決まります。

出典

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生駒 剛:うちみたいな
中小企業こそ
今やらんと

DXの解説

現実の事実DX(デジタルトランスフォーメーション)は、データとデジタルの技術を使って、製品やサービス、仕事の進め方、会社の仕組みまで変え、競争で勝てる形にすることです(経済産業省の説明)。道具を1つ入れる事ではなく、何を変えるかを決めるのが先です。

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小さなコマ。女性の横顔の寄り。社長の勢いを受けても表情を変えず、数取器を指でそっと回す。背景は淡い色の面。

生駒 剛:取引先も
DXだDXだと
うるさいんだ

女性の手元の寄り。机の上に置いた黒い手帳の上で、数取器のボタンを親指で1回押す。「カチッ」の描き文字。

御子柴 澪:では
3つだけ
聞かせて
ください

御子柴 澪:このAIに
何の仕事を
させますか

社長が両腕を大きく広げる。得意げな顔。

生駒 剛:全部だ
見積もりも
受注も
全部AIだ

御子柴 澪:どのデータで?

社長の顔の寄り。口が半開きで止まり、目が点になる。汗のしずく1つ(小さく崩した反応の顔)。
社長室の引き。机をはさんで、左に社長、右に女性。女性は手帳を閉じ、社長は椅子にふんぞり返る。社長の親指が、人差し指の先をこする。

生駒 剛:︙︙データ?
伝票は
全部
紙だが

御子柴 澪:いくらまでなら
払えますか

小さなコマ。社長の顔の寄り。「何を言ってるんだ」という顔で、片眉を上げる。

生駒 剛:おいおい
800万だろ

御子柴 澪:それは値段です
上限とは
違います

社長がにやりと笑い、太い指で朱肉を指す。

生駒 剛:それにな

生駒 剛:判子は
もう押した

女性の目元の寄り。まばたきを1つ止める。数取器を握る指に力が入る。

生駒 剛:今日の
午後3時に
業者が
取りに来る

クーリング・オフの解説

現実の事実クーリング・オフは、訪問販売(ほうもんはんばい)などで契約した後、決まった期間のうちなら理由なしに取り消せる決まりです。ただし特定商取引法(とくていしょうとりひきほう)は、営業のために、または営業として結ぶ契約には当てはまりません(第26条)。会社が仕事に使う物を申し込んだ時は、原則としてクーリング・オフで取り消せないので、渡す前に決めることが大事です。

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御子柴 澪:渡したら
会社どうしの
契約に

小さなコマ。社長の親指が、朱肉の上で止まる。親指の横に小さなインクの染みがある太い指と、作業着の袖口。机の上の申込書の端。

御子柴 澪:クーリング・オフは
ないんですよ

社長室の壁の丸い時計の寄り。針は10時を少し過ぎた所。ガラス越しに工場の印刷機。机の上、申込書の下から白い封筒の角がのぞいている。

午後3時まで
あと5時間

御子柴 澪:社長

御子柴 澪:この会社で
電話を一番
取っている人は
誰ですか

社長が眉を寄せて振り向く。親指で、ガラスの向こうの工場の入り口の方を指す。

生駒 剛:は?
九鬼さんだ
それが
何だ

工場の入り口の小さな受付の引き。カウンターの奥で、細身の女性が電話の受話器を肩にはさみ、メモを取る。机の上に、刷り損じの紙の裏を使ったメモの束。カウンターの手前に、数取器を持った長身の女性。「プルルル」の描き文字が別の電話から。

工場の入り口の受付

九鬼 文(電話の声):はい
生駒印刷です
︙︙納期ですね
少々お待ちを

受付の女性が受話器の口を胸で押さえ、工場の通路を早足で歩いていく。その先の壁いっぱいの大きなホワイトボードの工程表。手書きの線と色の磁石。後ろを、数取器を持った長身の女性がついていく。

九鬼 文(電話の声):来週の火曜には
上がります

受付の机の寄り。受話器を置いた女性の手が、刷り損じの紙の裏に、鉛筆で数えの線を1本足す。袖は紺のカーディガン。

御子柴 澪:それ
何を数えて
るんですか

受付の女性の胸から上。驚いて、メモを手で隠す。小さく下がった眉、細い肩。

九鬼 文:あ︙︙
癖みたいな
物で

生駒印刷 受付(勤続25年)九鬼 文

受付の机の引き出しが開く。中に、クリップで留めた刷り損じの紙の束がぎっしり。どの紙の裏にも、鉛筆の線を5本ずつ束ねた数えが4つの列に並んでいる。

御子柴 澪:︙︙これ
全部?

小さなコマ。受付の女性の手が、紙の束の端を押さえる。袖は紺のカーディガン。机の縁と電話機が見える。

九鬼 文:電話の
中身ごとに
分けてる
だけです

九鬼 文:社長には
見せた事
ないです

長身の女性が引き出しの前にしゃがみ、紙の束を1枚ずつめくる。真剣な目。片手の数取器。

御子柴 澪:納期の電話は
毎回あの板まで
見に行くん
ですか

受付の女性の口元と手の寄り。カーディガンの袖口を指でつまむ。

九鬼 文:ええ︙︙
答えは
あそこにしか
ないので

小さなコマ。長身の女性が、銀の数取器を顔の横に掲げて見せる。口元に小さな笑み。後ろは受付の壁の淡い色の面。

御子柴 澪:じゃあ今日は
私が往復を
数えます

工場の通路を、電話の子機を持った受付の女性が早足で行き、その後ろを長身の女性が数取器を押しながらついていく。印刷機の横で、作業員が2人を不思議そうに見る。「カチッ」の描き文字が2つ、大きさ違いで。

九鬼 文:あの︙︙

小さなコマ。受付の女性が、電話の子機を印刷機の脇の紙の束の上に置き、手を離す。紺のカーディガンの袖。後ろに印刷機の影。

九鬼 文:AIが来たら
私の仕事は
なくなるん
ですか

長身の女性が立ち止まり、受付の女性の方へ振り向く。数取器を下ろし、まっすぐ目を見る。後ろにホワイトボードの工程表。

御子柴 澪:まだ
何も
決まってません

御子柴 澪:決めるのは
今日の午後です

午後3時

午後の応接室の引き。低い机の左に社長、右に長身の女性。向かいのソファに、ノートPCを開いた若い男の営業が座り、丁寧に頭を下げる。机の真ん中に、社判を押した申込書。戸口に、お茶の盆を持った受付の女性。

生駒 剛:おう
これだ

AIシステムの会社の営業(33)宇留野 慧

若い男の営業の胸から上。紺のスーツ、丸い眼鏡、人の好さそうな笑顔。ノートPCの画面を相手の方へ向ける。

宇留野 慧:本日は
ありがとう
ございます

小さなコマ。ソファに座る長身の女性が、膝の上の手帳を閉じ、営業の方へ顔を向ける。

御子柴 澪:その前に
1つだけ

御子柴 澪:このシステムは
何のデータを
読みますか

若い男の営業が、まっすぐ答える。片手で画面の項目を指す。隣で社長が腕を組んでうなずく。

宇留野 慧:あ はい
受注の記録と
単価の表です

宇留野 慧:紙でしたら
まず入力して
いただきます

社長の顔の寄り。口がぽかんと開き、こめかみに汗。

生駒 剛:入力?
誰が?

デジタル化・AI導入補助金(ほじょきん)の解説

現実の事実中小企業(ちゅうしょうきぎょう)や小規模事業者(じぎょうしゃ)が、自社の課題に合ったITツールを入れる費用の一部を、国が補助する制度です(旧:IT導入補助金)。2026年の通常枠は補助率が2分の1以内(条件により3分の2以内)で、申請は登録されたIT導入支援事業者(どうにゅうしえんじぎょうしゃ)と一緒に行います。何に使うツールかを決めてから申し込む仕組みです。

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小さなコマ。社長が気を取り直し、太い人差し指を立てる。

生駒 剛:補助金も
使えるって
聞いたぞ

御子柴 澪:補助金は
何を入れるか
決めた後の
話なんです

何の仕事を ?どのデータで ?いくらまで ?

縦に長い1枚、上から下へ。上は濃い藍色の闇。長身の女性が見下ろすように立ち、片手を下へ伸ばす。その手から、クリップで留めた分厚い紙の束が机に落ちる。束の表に、鉛筆の線を束ねた数えの列がいくつも並ぶ。机の端に申込書。部屋は濃い藍色に沈み、紙の束だけが白く浮く。「ドサッ」の大きな描き文字。
濃い藍色の地が上に広く空き、その下に、長身の女性の目元。

御子柴 澪:買う前に
数えるのは
人の手が
止まっている所

受付の電話 1日平均58件納期の確認 37件再注文 9件入稿データ 7件その他 5件工程表まで歩いた往復 18回(今日の午前)

人のいない1枚。刷り損じの紙の裏の、線を束ねた数えの列の寄り。何十枚も重なった紙の端に、藍色の光が差し、鉛筆の線が白く浮かぶ。
人のいない1枚。工場の壁いっぱいのホワイトボードの工程表。手書きの線と色の磁石。藍色の光が、その板だけを照らす。

御子柴 澪:この会社で
一番多い仕事は

御子柴 澪:見積もりじゃ
ありません

若い男の営業の寄り。眼鏡の奥の目が、紙の束から上がる。困ったように、でも正直に口を開く。

宇留野 慧:︙︙この電話は
うちの
システムでは
減りません

戸口の受付の女性の寄り。盆を持つ手がわずかに震え、目を見開いている。言葉は無い。
社長の寄り。腕組みをほどき、黙って申込書と紙の束を見比べる。

生駒 剛:︙︙

社長の太い指が、申込書を相手の方からゆっくり自分の方へ引き戻す。地の藍色がほどけ、窓からの午後の光が戻る。

生駒 剛:宇留野さん
申込みは
来週まで
待ってくれ

小さなコマ。若い男の営業が、ほっとしたように笑ってノートPCを閉じ、軽く頭を下げる。

宇留野 慧:はい

宇留野 慧:何に使うか
決まったら
また呼んで
ください

社外CAIO(AI顧問)とは社内にAIの相談相手がいない企業のために、D株式会社が社外のCAIO(最高AI責任者)として、方針づくりから日々の判断までを支えるサービスです。AI活用の方針づくり、ツール・ベンダー選定、社内ルール整備までを支えます。

社外(しゃがい)CAIO(AI顧問)の解説

現実の事実CAIO は「最高AI責任者」のことで、会社のAIの使い方の方針と判断を受け持つ役です。社外CAIO(AI顧問)は、その役を社外の人が務める形で、D株式会社は、社内にAIの相談相手がいない会社のために、AI活用の方針づくり、ツールやベンダーの選び方、社内の決まりづくりを支えると説明しています。

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夕方の社長室。窓の外が橙色。社長が椅子に深く座り、天井を見上げる。机の前に長身の女性が立つ。

生駒 剛:︙︙で
何を入れりゃ
いいんだ

小さなコマ。夕日の差す窓辺で、長身の女性が数取器をポケットにしまう。

御子柴 澪:それを
決めるのが
来週までの
宿題です

机の上の寄り。申込書が無くなった所に、白い封筒が残っている。女性の指が、封筒の角に触れる。

退職願受付 九鬼 文

長身の女性の胸から上。夕日を半分受けて、静かに社長を見る。数取器を持った手は下ろしたまま。

御子柴 澪:社長
展示会で
あれを買おうと
したのは

御子柴 澪:九鬼さんが
辞めると
決まったから
ですか

社長の顔の大写し。夕日に半分沈み、口を固く結ぶ。

生駒 剛:︙︙

夕方の工場を高い所から見下ろす。上の方に、明かりの消えかけた印刷機の列。下へたどると、いちばん下の手前に、小さな受付の明かり。受付の女性がひとり、鳴った電話を取りながら、刷り損じの紙の裏に、数えの線を1本足している。「プルルル」の小さな描き文字。

つづく

第1話「800万円の判子」

つづく

制作に生成 AI を使用(生成 AI の使い方)

利用ガイド

この物語はフィクションです。登場する人物・団体・店は架空です。
作中の「D株式会社」は、実在の会社です。

社外CAIO(AI顧問)

サービス社内にAIの相談相手がいない企業のために、D株式会社が社外のCAIO(最高AI責任者)として、方針づくりから日々の判断までを支えるサービスです。

D株式会社

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そのAI導入、社外の顧問が止めます

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この話で分かること

AIの導入で失敗する会社は、何を先に決めていない?

「何の仕事に使うか」「どのデータを読ませるか」「いくらまで払うか」の3つです。製品を先に選ぶと、会社に無いデータ(紙の伝票など)が前提になっていたり、一番時間を取られている仕事に効かなかったりします。先に、人の手が止まっている仕事を数えて、そこから選びます。

条件・例外

会社の規模・仕事の中身で、決める順は変わります。

物語との違い

作中の会社・人物・数字は架空です。3つの問いは作中の御子柴の聞き方です。

中小企業(ちゅうしょうきぎょう)がAIを入れる前に、最初に決めることは?

まず、どの仕事にどれだけ時間がかかっているかを数えることです。作中の受付の電話のように、多い仕事と、その答えがどこにあるか(データになっているか)が分かると、AIで減らせる所と、先にデータを作る所が分かれます。

条件・例外

数える期間は、仕事の波(月末・季節)を見て決めます。

物語との違い

作中の電話の数は架空です。

社外(しゃがい)CAIO(AI顧問)は、何をしてくれる?

社内にAIの相談相手がいない会社のために、社外の立場で、AI活用の方針づくり、ツールやベンダーの選び方、社内の決まりづくりを支えます。D株式会社は、ベンダーの提案や見積もりが妥当かを確認する事も役目に挙げています。

条件・例外

頼める中身・回数・料金は、サービスごとに違います。

物語との違い

作中の顧問の動き方は架空です。

会社どうしの契約は、クーリング・オフできる?

特定商取引法(とくていしょうとりひきほう)は、営業のために、または営業として結ぶ契約には当てはまりません(第26条)。会社が仕事に使うシステムを申し込んだ時は、原則としてクーリング・オフで取り消せないので、申込書を渡す前に決めることが大事です。

条件・例外

個人事業(こじんじぎょう)主で、仕事と関係の薄い物を買った時など、当てはまる場合もあります。

この話の用語

中小企業(ちゅうしょうきぎょう)漫画の中で見る
現実の事実中小企業基本法では、製造業などは「資本金(しほんきん)3億円以下(えんいか)」か「従業員300人以下」のどちらかに当てはまる会社を中小企業としています。印刷業は製造業に入るので、社員40人の印刷会社は中小企業です。国の補助金(ほじょきん)や支援の多くは、この定義で対象かどうかが決まります。
DX漫画の中で見る
現実の事実DX(デジタルトランスフォーメーション)は、データとデジタルの技術を使って、製品やサービス、仕事の進め方、会社の仕組みまで変え、競争で勝てる形にすることです(経済産業省の説明)。道具を1つ入れる事ではなく、何を変えるかを決めるのが先です。
クーリング・オフ漫画の中で見る
現実の事実クーリング・オフは、訪問販売(ほうもんはんばい)などで契約した後、決まった期間のうちなら理由なしに取り消せる決まりです。ただし特定商取引法(とくていしょうとりひきほう)は、営業のために、または営業として結ぶ契約には当てはまりません(第26条)。会社が仕事に使う物を申し込んだ時は、原則としてクーリング・オフで取り消せないので、渡す前に決めることが大事です。
デジタル化・AI導入補助金(ほじょきん)漫画の中で見る
現実の事実中小企業(ちゅうしょうきぎょう)や小規模事業者(じぎょうしゃ)が、自社の課題に合ったITツールを入れる費用の一部を、国が補助する制度です(旧:IT導入補助金)。2026年の通常枠は補助率が2分の1以内(条件により3分の2以内)で、申請は登録されたIT導入支援事業者(どうにゅうしえんじぎょうしゃ)と一緒に行います。何に使うツールかを決めてから申し込む仕組みです。
社外(しゃがい)CAIO(AI顧問)漫画の中で見る
現実の事実CAIO は「最高AI責任者」のことで、会社のAIの使い方の方針と判断を受け持つ役です。社外CAIO(AI顧問)は、その役を社外の人が務める形で、D株式会社は、社内にAIの相談相手がいない会社のために、AI活用の方針づくり、ツールやベンダーの選び方、社内の決まりづくりを支えると説明しています。

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例:AI との相談

あなた来週、生駒印刷が何を入れるかを決める場面を考えたい

AI社長が「電話をAIに取らせろ」と言い、御子柴が「その電話の答えは、まだ紙の板の上です」と返す形にすると、先に工程表をデータにする話につながります。

あなたその場面の台詞を

AI社長「AIに電話を取らせりゃいい」。御子柴「AIは、あの板を見に行けません」。九鬼「……板を、写真に撮るのは」。御子柴「それです。いくらまでで、やりますか」。

送る質問あらすじを踏まえて、次の話の展開を一緒に考えて

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この話のあらすじ

社員40人の生駒印刷。D株式会社の社外CAIO(AI顧問)の御子柴 澪が初めて会社に来た朝、社長の生駒 剛は、展示会で見た800万円の「AI受注・見積もり自動化(じどうか)システム」の申込書を机に置いていた。御子柴の最初の一言は「その申込み、来週まで待てますか」。何の仕事を・どのデータで・いくらまで、の3つを聞かれても社長は答えられない。しかも判子はもう押してあり、午後3時に業者が取りに来るという。御子柴は、会社で一番電話を取っている受付の九鬼 文を訪ね、刷り損じの紙の裏に線を束ねて数え続けた電話の記録を見つける。1日の電話のうち多くは納期の確認で、答えは工場のホワイトボードの工程表にしか無かった。午後3時、AIシステムの会社の営業の宇留野 慧の前で、御子柴は紙の束を机に置く。宇留野は「この電話は、うちのシステムでは減りません」と正直に答え、社長は申込みを来週まで待ってもらう。夕方、申込書の下に残っていたのは、九鬼の退職願(たいしょくねがい)だった。御子柴は社長に聞く。「展示会であれを買おうとしたのは、九鬼さんが辞めると決まったからですか」。

作者

D株式会社

AI・システム開発から、社外CAIO(AI顧問)・常駐型現場伴走支援・マーケティング支援・法人向けAI研修まで、会社の AI の活用を支える会社です。

この作品について

AIを入れる前に決めること、製品より先に数える仕事、会社どうしの契約の決まり、補助金の順番を、印刷会社の相談を軸に描く全5話です。

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