第5話「トンネルの灯」

フミ:久我さんは
ここまで
来てたんだ

フミ:︙︙切れてる
ハル:電話の途中で
切れた︙︙?
フミ:だから
受話器が
垂れたままなんだ
フミ:あの人は
つながる電話を
探しに行った
ハル:でも
足跡が
どこにも――

フミ:トンネルの中にゃ
雪は
降らないよ

DSC_0441 04:52鴉ノ峠トンネル 入口の路面
ハル:足跡︙︙!
奥へ
続いてる
フミ:片足を
引きずってる
フミ:けがをしてるね

ハル:わっ︙︙!
フミ:入口が
一番凍る
雪解けの水が
染みてくるからね
フミ:久我さんも
たぶんここで
やったんだ
乗客は七人のはずだった
第5話「トンネルの灯」

外の吹雪の音が︑
遠くなる︒
ハル:どこまで
続いてるん
だろう︙︙


フミ:見な
奥に
灯りがある
フミ:古いトンネルでも
もう一つくらいは
と思ったんだろ

ハル:音︙︙?

ハル:久我さん!!


フミ:飲みな
ゆっくりだよ

ハル:足首が
こんなに︙︙
フミ:これじゃ
戻れなかったはずだ

フミさんは︑
自分のマフラーを
ほどいた︒

フミ:もしもし
鴉ノ峠トンネルの
中の電話です
電話の声:こちら
道路の管理事務所です
電話の声:3時ごろ
バスの運転手さんから
通報を受けています
電話の声:除雪車が
6時に
峠に入ります
フミ:運転手さんは
見つけた
足をけがしてる
フミ:お客は
バスで
全員無事だ
ハル:︙︙電話
ちゃんと
つながってたんだ
ハル:久我さんは
逃げてなんか
いなかった
ハル:久我さん
宝石の人の
ダイヤが
消えたんです
ハル:運転席の物入れから
空の袋が
出てきて︙︙

ハル:知らない
って︙︙?
フミ:袋のことなんか
今はいい
フミ:この人
ほかに
何か言いたいんだ


久我:︙︙空は
久我:無事か

ハル:そら︙︙?

空︒
名簿にない︑
9Aの少年の
名前だった︒
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あなた名簿に無い9Aの人影の正体を考えたい
AI3つの線があります。①誰かが隠れて乗っていた ②名簿の誰かが別の席にいた ③写真の写り込みで、人ではなかった。①と②を重ねると、乗客全員が疑わしく見えます。
あなた③で。少し怖い場面を
AIハル「この写真、窓の外から撮ったはずなのに、中に光がある」。絵:カメラの小さな画面、9Aの席にだけ映る白い光。
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