第7話「通夜に、来た人」

お別れの
父の
宮下:これを
守さんに
小春:申し訳
ありません


宮下:︙︙やっぱり
守さんらしい
勝:は?
やっぱり
って︙︙

宮下:奥さま
お騒がせして
すみません
澄江:宮下さん
どうぞ
主人が
お待ちして
いたと
思います
母の声は
少しだけ
ふるえていた
父の葬儀は、父が仕切る
第7話
門の外には
町の人の列が
できていた


つばめ葬祭・

柏木:回数は
宗派で
違うので
住職さんの
言うとおりに
勝:おう!
来たか!
兄貴が
よろこぶ!
守の
勝:あっ
いけね
18時
通夜の前に
7頁目を開いた

段取り帳
小春:だから
お母さんにも
言わなかった
んだ

チーン
小春:あの︙︙
終わりは
何時ですか?
柏木(ささやき):ろうそくと
線香は
朝まで
僕が
柏木:喪主さんから
お焼香を

イベント
父に
手を合わせたのは
いつ以来だろう
19時半
親族だけの
台所の夜食に
母は宮下さんも
呼んだ

勝:港の
ヒラメだ
食え食え!
澄江:宮下さん
澄江:毎年
11月3日
澄江:主人は
あなたと?

宮下:︙︙
宮下:お金も
なくて
どうしたら
いいか
宮下:守さんが
全部
うちで
やるから
って
宮下:あの夜
朝まで
線香を
絶やさずに

宮下:それから
毎年
命日に
お墓に
付き合って
くれて
宮下:葬儀の
お代も
20年
返そうと
したのに
宮下:一度も
受け取って
くれなかった
宮下:誰にも
言わないでって
頼んだのは
私です

澄江:︙︙なんだ
澄江:浮気じゃ
なかったのね

ゴホッ
勝:ちょっ︙︙
義姉さん!
澄江:あら
だって
20年よ
澄江:聞けなかった
私が
ばかみたい
宮下:守さん
奥さまの
お弁当の話
ばかり
でした

澄江:ねえ
来年の
11月3日
私も
一緒に
行っていい?
宮下:はい

宮下:小春さん
宮下:守さんから
預かっている
物が
あります
21時


小春:え︙︙
父から?

つづく
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