第6話「行き渋り」

2年3組の
2年の
石黒 正人:今日だね
小坂さんの10分
須藤 創:はい
4時に
間宮さんと
先生、それは学校の仕事ですか
第6話

小坂 りん(電話の声):2年3組の
小坂です
今日も
休みます

2年3組の
小坂 りん:︙︙先生
小坂 りん:大和が
玄関から
動かない

須藤 創:えっ
大和くんが?
小坂 りん(電話の声):お母さん
もう
仕事に出た
どうしたらいい
りんが先生に
何かを聞いたのは︑
初めてだった︒

須藤 創:1時間目
空きなんで
行ってきます
石黒 正人:須藤先生
大和くんは
小学校の子だよ

石黒 正人:2時間目には
戻るんだよ
りんの団地の3階︒

りんの
小坂 大和:先生
それって
学校の仕事?

須藤 創:︙︙違う
たぶん
須藤 創:よし大和
先生と行くか!


須藤 創:大丈夫だって
絶対大丈夫
小坂 大和:お腹
いたい

小坂 りん:先生
引っぱらないで
小坂 りん:引っぱられると
足︑もっと
動かなくなる

須藤 創:小坂︙︙

小坂 りん:最初
私も
ここだった

小坂 りん:学校の
何がいや
小坂 大和:︙︙分かんない

小坂 大和:でも
おれが行ったら
ねーちゃん
家で一人じゃん

小坂 大和:夜︑泣いてるし


小坂 りん:ねーちゃんが
泣くのは
小坂 りん:ねーちゃんの仕事
大和の
仕事じゃない

小坂 大和:は?
なにそれ

小坂 りん:門まで
送る
︙︙門まで
だけ
須藤 創:小坂
外︙︙

小坂 りん:先生は
来なくていい
自分の学校
でしょ

りんが朝の外に
出たのは︑
1か月ぶりだった︒

りんが母に
知らせていた︒
須藤のスマホが鳴る︒
小坂 千秋(電話の声):先生!
大和は︙︙

りんと
須藤 創:りんさんが
門まで送ってます
小坂 千秋(電話の声):え︙︙
りんが?

小坂 千秋(電話の声):休ませた方が
よかったん
でしょうか

須藤 創:︙︙分かりません
小坂 千秋(電話の声):︙︙はい

須藤 創:家ごと相談できる
所もあります
小坂 千秋(電話の声):家ごと︙︙

保健室の先生:お母さんから
電話もらったよ

小坂 大和:ねーちゃん
4時
行くんでしょ
小坂 りん:︙︙10分
だけ
小坂 大和:だけ
ばっか


不登校の数に入る
「30日」は︑きのう︑
静かに過ぎていた︒

沖野 美和(電話の声):沖野です
沖野 美和(電話の声):颯が
通級の話
聞いてみるって
須藤 創:えっ
本当ですか
電話を切ったのは︑
4時12分だった︒


スクールカウンセラー
間宮 真澄:須藤先生ですね
間宮です
須藤 創:小坂は︙︙
間宮 真澄:来ましたよ
10分

須藤 創:待ってるって
言ったのに
間宮 真澄:弟さんを門まで
送った話を
してくれました

間宮 真澄:それと
須藤先生
今朝は何時に
学校に?
須藤 創:6時
半︙︙

間宮 真澄:きのうの夜は?
須藤 創:家庭訪問で
9時すぎ︙︙
間宮 真澄:先生
それ
1人でやる
仕事ですか

須藤 創:︙︙
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