第3話「写真1枚で、足りますか」

ガタン
茜の
瀬川 茜:さやって
誰なの
瀬川 圭吾:店の
パートさん
瀬川 圭吾:でも
何もないから

瀬川 圭吾:手を
つないだ
だけだろ
瀬川 茜:は?
だけ?

瀬川 圭吾:もう寝る
明日も
早いから


瀬川 茜:だけなら
なんで
隠したの
あの夜︑
通知の写真を︑
自分のスマホで
撮っていた︒
次の日︒
法律事務所︒
牧野 美帆:どうぞ
プリンです

法律事務所の
瀬川 茜:まだ
何も言って
ないです
牧野 美帆:顔に
書いて
ありました

弁護士浅倉 冴子
夫の
瀬川 茜:写真1枚で
足りますか

瀬川 茜:相手の人にも
慰謝料を
浅倉 冴子:うーん
浅倉 冴子:悪い話から
いいですか

浅倉 冴子:手をつないだ
写真だけだと


瀬川 茜:それで
足りないの!?
瀬川 茜:じゃあ
もっと
証拠を︙︙

瀬川 茜:夫の
アカウント
パスワードは
たぶん
結衣の誕生日

法律事務所の
牧野 美帆:だめです!

浅倉 冴子:他人の
パスワードで
入ったら


瀬川 茜:︙︙すみません
牧野 美帆:探偵に
頼む人も
いますけど

浅倉 冴子:その前に
写真の日の予定
何か
残ってません?

瀬川 茜:あっ
手帳なら
つけてます

牧野 美帆:総務さん
ですもんね

瀬川 茜:あ︙︙
写真の日
休日出勤って
書いてる
牧野 美帆:2週おきの
日曜︙︙
浅倉 冴子:その時に
書いた記録は

浅倉 冴子:写真と
合わせると
手がかりに
なります

瀬川 茜:日曜に
いないのが
悔しくて
瀬川 茜:書いてた
だけなのに
牧野 美帆:わかります

牧野 美帆:書いてて
よかったです
瀬川 茜:相手の人には
いつまでに?

浅倉 冴子:慰謝料の
時効は

浅倉 冴子:急がなくて
大丈夫

浅倉 冴子:私も
手帳派なので
瀬川 茜:ふふ
寝たはずの
結衣が
起きてきた︒
瀬川 結衣:ママ

茜の

瀬川 結衣:パパと
すむの?


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