第4話「床のへこみは、誰の重さ」

ビーーッ
万代 千鶴:おや
重さの
超過だね
楯岡 小梅:すみません!
降ります!
A級の

万代 千鶴:その鎧じゃ
1人で
2人分だよ

楯岡 小梅:703号室の
楯岡です!

楯岡 小梅:一番に
出るので
今日
見てもらえる
って
万代タワーの120部屋︒
全部が出ていく
立ち会いの日の前に︑
まず︑1部屋︒
〈万代タワー

鷹取 栞:1部屋
6分で
決めないと
終わらない︙︙

小梅の部屋︑703号室︒
下見には︑
宇津木さんも来ていた︒
楯岡 小梅:床のへこみは
全部
ゴーレム
です!
楯岡 小梅:迷宮から
出てきて
ここを
歩いて!

鷹取 栞:えっ
全部︙︙?

内装の
宇津木 源:ゴーレム
ねえ

鷹取 栞:四角い
4つ
40センチずつ︙︙
宇津木 源:足跡に
しちゃ
四角すぎるな



鷹取 栞:脚の間も
40センチ︙︙

鷹取 栞:楯岡さん
あの鎧掛け
ずっと
この壁ぎわに?

楯岡 小梅:︙︙5年
楯岡 小梅:払います!
全部
払います
から!

鷹取 栞:あの︙︙
置いただけの
へこみなら
鷹取 栞:払わなくて
いいんです

楯岡 小梅:え?
ほんとに︙︙?
楯岡 小梅:ゴーレムの
せいに
しなくて
よかった︙︙

万代 千鶴:嘘は
高くつくよ

楯岡 小梅:あっ
それは
きのう
荷造りで

宇津木 源:床ってのは
置くもんで
引きずる
もんじゃねえ

万代 千鶴:でも
5年住んだら
安くなる
んだろ

万代 千鶴:壁紙は
6年で
1円だったね
鷹取 栞:それが︙︙


万代 千鶴:おや
壁紙と
逆だね
宇津木 源:継ぎはぎで
直したって

宇津木 源:床が新しく
なるわけじゃ
ねえからな
楯岡 小梅:うそ︙︙
5年分
引いて
もらえない

楯岡 小梅:初めて
倒した
大イノシシ
です!
鷹取 栞:画鋲の穴なら
貸す側
でした

鷹取 栞:でも
この太さは︙︙
宇津木 源:下地の
ボードまで
割れてる

グルル
楯岡 小梅:それは
本当に
私じゃ
ないです
鷹取 栞:まさか
ゴーレムは
本当︙︙?


宇津木 源:押された木が
部屋の側へ
倒れてる

宇津木 源:こいつは
押し入れから
出てきた
足だ
鷹取 栞:じゃあ
魔物の
重さ︙︙

楯岡 小梅:払うのは
2つ
だけ︙︙
万代 千鶴:この1部屋で
40分
かかったよ
鷹取 栞:でも
見る所は
3つに
決まりました
鷹取 栞:置いた跡か
引きずった
跡か

鷹取 栞:迷宮から
来た跡か

楯岡 小梅:あの︙︙
その眉の傷
楯岡 小梅:もしかして
最上階の
盾の
宇津木さん!?

楯岡 小梅:冒険者の間じゃ
伝説です!
宇津木 源:︙︙人違いだ

鷹取 栞:「最上階にゃ
俺の盾が
残ってる」︙︙
下見の最後︒
最上階へ上がる階段︒

鷹取 栞:宇津木さん?

鷹取 栞:703号室と
同じ足跡︙︙

鷹取 栞:指が下向き
上から
来てる
鷹取 栞:宇津木さん
この足跡の
魔物
鷹取 栞:知ってるん
ですね?

宇津木 源:︙︙
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