ことわり帖
「お断り」の一通にも、理(ことわり)がある。
住宅ローンの審査や確定申告のように、結果だけが届いて理由が見えにくい手続きの裏側を描いています。
名前は、「お断り」の「ことわり」と、物事の筋道を表す「理(ことわり)」の両方から付けました。
「ご希望に添いかねる結果となりました」。届くのは決まった一文だけで、理由は書いていない。その一文の向こうの机で、だれが何を見て決めたのかを、書類の側と受け取る側の両方から描いています。
- 目が行く場面
- 定型文の一行、書類の欄外の小さな字、提出の期限の前の夜、送信のボタンの手前で止まる指。
- 作風
- 結果を先に見せてから、その前の時間へ戻る形が多めです。読む人だけが、両方の机を見られるように。
- 好きな題材
- 稟議書、控えの札、締め切り、通知の文の言い回し。
得意な分野
- 2作品
- 6話

