第6話「首の無い取引」

織田方の
織田方の
信長の
使番:殿の命は
ただ一つ
使番:鳴海の城を
明け渡させる




弥七:本来の歴史なら
この城は


弥七:でも
今は
――
弥七:義元が
生きてる
弥七:取引の首が
無い

使番:何をぶつぶつ
言っとる

弥七:使番様
弥七:何と
引き換えに
城を
求めますか
使番:はあ?
引き換え?

使番:殿の命だ
渡せと言えば
渡す

弥七:岡部殿は
主君のため
なら
動く人です
弥七:城兵の命を
駿河へ
帰すと言えば
︙︙
使番:小者が
何を知っとる

茂助:ええか
こいつの読みは
当たる
使番:ふん


使番:織田上総介の
使いである!
使番:城を渡せば
城兵は駿河へ
帰してやる
岡部元信(画面の外の声):城を
渡す?

今川方・
岡部元信:殿は
生きて
おられる
岡部元信:渡す理由が
どこに
ある

弥七:︙︙
弥七:取引は
主君の首が
あってこそ
弥七:生きてる主君の
城を
渡すはずがない

岡部元信:それに
――
岡部元信:天は
今川に
竜を
遣わされた

同じ頃︑
川の水車小屋︒

りん:わっ
どうした
の?
鳴海城の門前︒

弥七:竜の
旗︙︙
岡部元信:そこな小者
岡部元信:名は

弥七:︙︙弥七
岡部元信:覚えて
おこう

使番:くっ︙︙
追い
返された

弥七:一つ目は
義元
弥七:二つ目は
鳴海の城

弥七:おれの知ってる
先が
また外れた

茂助:ええか
弥七
茂助:外れたら
また読め
弥七:︙︙はい
お頭



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