第3話「もう1冊の通帳」
この

フリーランスの
芦原 透真(画面の外の声):金融機関にも
確認させて
いただきます
瀬尾 篤:あ︙︙はい
瀬尾 篤:よろしく
お願いします
芦原 透真(画面の外の声):では
失礼します

灰谷 静江:瀬尾くん
灰谷 静江:私に
言う事
ある?
瀬尾 篤:︙︙ない
です
灰谷 静江:そう
2冊目の通帳を隠した︑
3回目の嘘だった︒
確定申告、15分で出しました。
第3話
6日後︒
11月11日(水)︒


芦原 透真(電話の声):瀬尾さん名義の
ネット銀行の
口座が
芦原 透真(電話の声):もう1つ
ありました
灰谷 静江:そう︙︙
本人を
呼ぶわ
その日の夕方︒
灰谷さんの事務所︒

バン
税理士
灰谷 静江:ネット銀行の
入金よ
灰谷 静江:これは
何?
瀬尾 篤:それは︙︙

瀬尾 篤:か︑海外の
売上なので
瀬尾 篤:日本の税金は
関係ないかと
灰谷 静江:関係ない?
灰谷 静江:日本に
住んでたら
瀬尾 篤:えっ︙︙

灰谷 静江:調査で
芦原さんに
全部だって
言ったわね
瀬尾 篤:︙︙
灰谷 静江:私にも

瀬尾 篤:灰谷さん?
灰谷 静江:税理士はね
灰谷 静江:直すなら
続ける


瀬尾 篤:全部
出します
瀬尾 篤:2冊目の
通帳です︙︙

灰谷 静江:いつから?
瀬尾 篤:会社員の
頃から︙︙
瀬尾 篤:5年前
です︙︙
瀬尾 篤:︙︙して
ません

灰谷 静江:7年
瀬尾 篤:えっ
7年︙︙?
灰谷 静江:嘘をつくのは
人だけよ
婚約者の︑紗希の部屋︒

全部︑話した︒
日野 紗希:どうして


日野 紗希:言って
くれなかったの
瀬尾 篤:︙︙ごめん
日野 紗希:ごめん
じゃ
なくて
日野 紗希:一緒に
数えたかった
んだよ
日野 紗希:土曜日には
うちの親に
会うのに
紗希は︑
それ以上︑
何も言わなかった︒
帰り道︒
22時︒

灰谷 静江(電話の声):芦原さんに
全部
伝えたわ
瀬尾 篤:あ︙︙はい
瀬尾 篤:会社員の頃の
分まで︙︙

5年前の僕が︑
まだ︑
払っていなかった︒
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