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第2話「2人の調査官」

この物語はフィクションです。登場する人物・団体・店は架空です。

朝の玄関を内側から見る。開いたドアの外に、灰色のスーツの細面の男性が黒い鞄を提げて立ち、軽く頭を下げている。手前で、灰色のパーカーの男性がドアノブを握ったまま、こちらを振り返って固まっている。

調査の日。

芦原 透真:おはよう
ございます

芦原 透真:税務署の
芦原です

瀬尾 篤:あ︙︙
はい

灰谷 静江(画面の外の声):身分証明書
見せて
もらえる?

身分証明書(みぶんしょうめいしょ)(調査官(ちょうさかん)の)の解説

現実の事実税務署(ぜいむしょ)などの職員が、質問や帳簿(ちょうぼ)の確認をする時に持っている、身分を示す証明書です。国税通則法で、職員は調査の時にこれを持ち、求められたら見せなければならないと決まっています。玄関で「見せてください」と頼んでかまいません。

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胸の高さで差し出された、黒い手帳型のケースに入った身分証明書の寄り(字は読めない)。スーツの袖と白いシャツの手首。ケースの端に赤い印が1つ。

芦原 透真:こちらです

玄関の上がり口。短い銀髪に黒縁の老眼鏡の小柄な女性が、パーカーの男性の横から一歩出て、薄い書類を片手でスーツの男性へ差し出す。真ん中でパーカーの男性が、戸口のスーツの男性を見ている。

灰谷 静江:税理士の
灰谷です

灰谷 静江:今日から
この人の
代理人よ

税務代理(ぜいむだいり)(税務代理権限証書(ぜいむだいりけんげんしょうしょ))の解説

現実の事実税理士(ぜいりし)が本人に代わって、税務署(ぜいむしょ)への申告や調査の受け答えをする事です。税理士法で、税理士は税務代理をする時、その権限があると示す書面(税務代理権限証書)を税務署に出すと決まっています。調査の途中からでも、税理士に頼んで立ち会ってもらえます。

調査の連絡(事前通知(じぜんつうち))を税理士に受けてもらえる?
本人の同意を税務代理権限証書に書いておけば、事前通知は税理士にだけ行えばよいとされています。同意が書かれていない時は、本人と税理士の両方に連絡が来ます(国税庁の税務調査(ぜいむちょうさ)手続に関するFAQ 問14)。

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芦原 透真:確認
させて
ください

調査官が︑
2人いた︒

今の調査官と︑
昔︑調査官だった
税理士だ︒

第2話「2人の調査官」

斜め上から見た仕事部屋。低い机をはさみ、奥にスーツの男性がひとり、手帳を開いて座る。手前に、パーカーの男性と老眼鏡の女性が並んで座る。後ろに2枚のモニターの机と、毛布の掛かったソファー。

芦原 透真:では
お仕事の
流れから

芦原 透真:教えて
いただけ
ますか

瀬尾 篤:あの︙︙
なんで
うちに
調査なんですか

芦原 透真:申し訳
ありません

芦原 透真:理由は
お伝えして
いないんです

調査の理由と日数(にっすう)の解説

現実の事実税務署(ぜいむしょ)が自宅や店に来て調べる理由は、事前通知(じぜんつうち)で伝える事柄ではないため、聞いても説明されません(調査の目的は伝えられます)。かかる時間や日数も始まってからの状況で変わるので、前もっては知らされず、何回か来る時は始まった後に都合を聞いて日を決めます。

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瀬尾 篤:えっ

スーツの男性の寄り。手帳にペンを走らせながら、目だけを上げてこちらを見る。表情は静かで、怒っても笑ってもいない。白い窓の光。

芦原 透真:請求書は
どなたが?

瀬尾 篤:あ︑全部
僕です

芦原 透真:入金は
どちらに?

瀬尾 篤:仕事の
口座に︙︙

パーカーの男性が、両手を動かして仕事の流れを説明している。額に汗、笑顔が引きつる。後ろに2枚のモニター。画面の端で、老眼鏡の女性が腕を組んで横目で見ている。

芦原 透真(画面の外の声):あちらの
ソファーは?

瀬尾 篤:か
仮眠用
です

灰谷 静江:寝るのね

質問は︑
2時間続いた︒
仕事の事︒
お金の出し入れの事︒

質問検査(しつもんけんさ)(税務調査(ぜいむちょうさ)の)の解説

現実の事実税務署(ぜいむしょ)の職員が、調査に必要な時に、本人に質問し、仕事の帳簿(ちょうぼ)や書類などを調べ、見せる・出すよう求める事です。国税通則法で決まった職員の権限で、本人だけでなく、本人にお金を払う義務のある相手(取引先など)にも質問できます。

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芦原 透真:帳簿と
請求書
領収書を

芦原 透真:見せて
いただけ
ますか

瀬尾 篤(ささやき):あの
これ
断れるん
ですか

灰谷 静江(ささやき):わけもなく
断ったら
罰則よ

帳簿書類(ちょうぼしょるい)の提示・提出(罰則(ばっそく))の解説

現実の事実調査で帳簿(ちょうぼ)や書類を見せる・出すよう求められた時、正当な理由がないのに断ったり、うその帳簿を見せたりすると、罰則(1年以下の拘禁刑(こうきんけい)又は50万円以下の罰金)が科されることがあります。国税庁は、必要な理由を説明し、承諾を得て見せてもらうとしています。

「正当な理由」には何が入る?
事案ごとに判断され、最終的には裁判所(さいばんしょ)が決めます。国税庁は例として、災害などで帳簿がなくなり、すぐには見せられない場合を挙げています(FAQ 問6)。

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瀬尾 篤:うわ︙︙

低い机。パーカーの男性が、レシートと領収書で膨らんだ段ボール箱を3つ、机の上に下ろす。紙が絵の枠の上へ舞う。向かいに立つスーツの男性が、わずかに眉を上げる。

ドサッ

婚約者の紗希と2週間︑
仕分けた︑
3年分の領収書だ︒

帳簿(ちょうぼ)と書類の保存期間(ほぞんきかん)(白色申告(しろいろしんこく))の解説

現実の事実事業所得(じぎょうしょとく)のある人は、白色申告でも、帳簿や請求書(せいきゅうしょ)・領収書などの書類を整理して残しておく決まりです。期間は書類が5年間、記帳(きちょう)の決まりに沿って作った帳簿は7年間で、住所か仕事場に置きます。調べられる年の分がそろっていると、調査で答えやすくなります。

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机の上に、仕分けたレシートの束と帳面が並ぶ。スーツの男性が、帳面を1ページずつ静かにめくって確かめている。左で老眼鏡の女性が横から見ている。机の下の寄り。灰色のパーカーの男性のひざが小刻みに揺れ、その上で手がひざを強く握っている。

芦原 透真:修正申告
拝見しました

芦原 透真:自宅の分
直して
ありますね

灰谷 静江:仕分けたのは
この人よ

〈払う額(11月4日に納めた分)〉所得税(3年分) 39万円過少申告加算税(5%) 1万9,500円延滞税 納めた日までの日数の分

ここまでは︑
直せていた︒

12時︒
芦原さんは︑
昼を外で
とりに出た︒

台所のカウンターで、パーカーの男性が手をつけていないカップ麺の横に座り、横の方を見つめている。手前に、開いた台所の引き出し。

2冊目の通帳を
隠した仕事机の
引き出しまで︑
2メートル︒

灰谷 静江(画面の外の声):食べないの?

ソファーの端に座った老眼鏡の女性が、おにぎりを手に、眼鏡の上から横目でこちらを見ている。胸のポケットに赤いペン。白い窓の光。

瀬尾 篤:あ︙︙
食欲が

灰谷 静江:そう

灰谷 静江:午後は
聞かれた事
だけに
答えなさい

13時︒
午後の調査︒

仕事部屋。スーツの男性が、書類の一覧の紙を1枚見せながら、レシートの箱の1つに手を添えて、丁寧に説明している。パーカーの男性は、迷った顔でうなずきかけている。

芦原 透真:こちらの
令和5年分

芦原 透真:お預かり
しても
よろしい
ですか

留置き(とめおき)(預かり(あずかり))の解説

現実の事実調査官(ちょうさかん)が、調査に必要な時に、出された帳簿(ちょうぼ)や書類を税務署(ぜいむしょ)へ預かって調べる事です。国税庁は、必要な理由を説明し、承諾を得て預かるとしていて、承諾なく強制的に預かる事はないとしています。仕事で使う時は、返すよう頼めます。

返してもらえない時は?
必要がなくなれば遅れずに返す決まりです。すぐには返せない時は理由が説明され、納得できなければ、税務署長への再調査の請求か、国税不服審判所長への審査請求(しんさせいきゅう)ができます(FAQ 問11)。

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瀬尾 篤:持って
いくん
ですか

芦原 透真:ご了承
いただければ
です

灰谷 静江(画面の外の声):預かる物の
一覧は
もらって
おきなさい

スーツの男性の胸から上の寄り。ペンを止め、静かな目で横を見る。表情は動かない。手帳は閉じかけている。

芦原 透真:最後に
1つだけ

芦原 透真:仕事の物も
それ以外も

芦原 透真:お使いの
口座は
これで全部
でしょうか

瀬尾 篤:︙︙はい

瀬尾 篤:全部
です

パーカーの男性の顔の寄り。こわばった笑顔で、こめかみに汗。目が少しだけ横へそれている。
老眼鏡の女性の顔の寄り。顔は前を向いたまま、眼鏡の奥の目だけが横の下、机の下の男性の手の方へすべる。

灰谷 静江:通帳の時と
同じ
また
机の下の
右手

灰谷さんに続いて︑
調査官にも︑
嘘をついた︒

16時50分︒
玄関︒

下から見上げた玄関。開いたドアの前で、スーツの男性が黒い鞄と、書類の入った紙袋を提げ、肩越しにこちらを振り返る。外の白い光。

芦原 透真:本日は
ありがとう
ございました

瀬尾 篤:終わった︙︙

芦原 透真:それと

芦原 透真:念のため
金融機関にも
確認させて
いただきます

顔の大写し。パーカーの男性の目と口元。顔の上に驚きの縦の線。目を見開き、口が止まったまま動けない。

瀬尾 篤:︙︙

第2話「2人の調査官」

つづく

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あなた篤が「全部です」と答えた後の、灰谷の心の声を考えたい

AI灰谷は第1話の「通帳は何冊?」でも、篤の手が机の下に下りたのを見ています。2度目なので、怒るより先に「この人は自分で言えるか」を待つ人として書くと、灰谷らしくなります。

あなた心の声を短く

AI灰谷(心の声)「通帳の時と同じ。また、右手。……言うなら、自分の口からよ」。

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この話で分かること

税務調査(ぜいむちょうさ)の当日、調査官(ちょうさかん)は身分証明書(みぶんしょうめいしょ)を見せてくれる?

見せてくれます。国税通則法で、税務署(ぜいむしょ)などの職員は、質問や帳簿(ちょうぼ)の確認をする時に身分を示す証明書を持ち、求められたら見せなければならないと決まっています。

条件・例外

個別の判断は、税理士(ぜいりし)などの専門家や税務署に確かめてください。

物語との違い

作中の税務署・調査官・日時は創作です。

税務調査(ぜいむちょうさ)で、帳簿(ちょうぼ)や通帳を見せるのを断れる?

正当な理由がないのに見せる・出すのを断ったり、うその帳簿を見せたりすると、罰則(1年以下の拘禁刑(こうきんけい)又は50万円以下の罰金)が科されることがあります。国税庁は、罰則を盾に強く求めるのではなく、必要な理由を説明して承諾を得て見せてもらう、としています。

条件・例外

正当な理由にあたるかは事案ごとに判断され、最終的には裁判所(さいばんしょ)が決めます。個別の判断は、税理士(ぜいりし)などの専門家や税務署(ぜいむしょ)に確かめてください。

税務調査(ぜいむちょうさ)で書類を「預かり(あずかり)たい」と言われたら?(留置き(とめおき))

調査官(ちょうさかん)は、調査に必要な時、出された帳簿(ちょうぼ)や書類を預かる(留置き)ことができます。国税庁は、必要な理由を説明して承諾を得て預かり、承諾なく強制的に預かる事はないとしています。必要がなくなれば返され、仕事で要る時は返すよう頼めます。

条件・例外

個別の判断は、税理士(ぜいりし)などの専門家や税務署(ぜいむしょ)に確かめてください。

税務調査(ぜいむちょうさ)は何日かかる? なぜ来たのかは教えてもらえる?

かかる時間や日数(にっすう)は始まってからの状況で変わるので、事前通知(じぜんつうち)の時には知らされません。何回か来る時は、始まった後に都合を聞いて日を決めます。実地の調査をする理由は、事前通知で伝える事柄ではないので説明されません(調査の目的は伝えられます)。

条件・例外

個別の判断は、税理士(ぜいりし)などの専門家や税務署(ぜいむしょ)に確かめてください。

税務調査(ぜいむちょうさ)に、税理士(ぜいりし)に立ち会ってもらえる?

立ち会ってもらえます。税理士は、本人に代わって調査の受け答えをする(税務代理(ぜいむだいり))時、その権限があると示す書面(税務代理権限証書(ぜいむだいりけんげんしょうしょ))を税務署(ぜいむしょ)に出します。本人が同意を書いておけば、事前通知(じぜんつうち)を税理士にだけ伝えてもらう事もできます。

条件・例外

税理士に頼む費用や、どこまで任せるかは、税理士との契約で決まります。個別の判断は、税理士などの専門家や税務署に確かめてください。

この話の用語

身分証明書(みぶんしょうめいしょ)(調査官(ちょうさかん)の)漫画の中で見る
現実の事実税務署(ぜいむしょ)などの職員が、質問や帳簿(ちょうぼ)の確認をする時に持っている、身分を示す証明書です。国税通則法で、職員は調査の時にこれを持ち、求められたら見せなければならないと決まっています。玄関で「見せてください」と頼んでかまいません。
税務代理(ぜいむだいり)(税務代理権限証書(ぜいむだいりけんげんしょうしょ))漫画の中で見る
現実の事実税理士(ぜいりし)が本人に代わって、税務署(ぜいむしょ)への申告や調査の受け答えをする事です。税理士法で、税理士は税務代理をする時、その権限があると示す書面(税務代理権限証書)を税務署に出すと決まっています。調査の途中からでも、税理士に頼んで立ち会ってもらえます。
調査の理由と日数(にっすう)漫画の中で見る
現実の事実税務署(ぜいむしょ)が自宅や店に来て調べる理由は、事前通知(じぜんつうち)で伝える事柄ではないため、聞いても説明されません(調査の目的は伝えられます)。かかる時間や日数も始まってからの状況で変わるので、前もっては知らされず、何回か来る時は始まった後に都合を聞いて日を決めます。
質問検査(しつもんけんさ)(税務調査(ぜいむちょうさ)の)漫画の中で見る
現実の事実税務署(ぜいむしょ)の職員が、調査に必要な時に、本人に質問し、仕事の帳簿(ちょうぼ)や書類などを調べ、見せる・出すよう求める事です。国税通則法で決まった職員の権限で、本人だけでなく、本人にお金を払う義務のある相手(取引先など)にも質問できます。
帳簿書類(ちょうぼしょるい)の提示・提出(罰則(ばっそく))漫画の中で見る
現実の事実調査で帳簿(ちょうぼ)や書類を見せる・出すよう求められた時、正当な理由がないのに断ったり、うその帳簿を見せたりすると、罰則(1年以下の拘禁刑(こうきんけい)又は50万円以下の罰金)が科されることがあります。国税庁は、必要な理由を説明し、承諾を得て見せてもらうとしています。
帳簿(ちょうぼ)と書類の保存期間(ほぞんきかん)(白色申告(しろいろしんこく))漫画の中で見る
現実の事実事業所得(じぎょうしょとく)のある人は、白色申告でも、帳簿や請求書(せいきゅうしょ)・領収書などの書類を整理して残しておく決まりです。期間は書類が5年間、記帳(きちょう)の決まりに沿って作った帳簿は7年間で、住所か仕事場に置きます。調べられる年の分がそろっていると、調査で答えやすくなります。
留置き(とめおき)(預かり(あずかり))漫画の中で見る
現実の事実調査官(ちょうさかん)が、調査に必要な時に、出された帳簿(ちょうぼ)や書類を税務署(ぜいむしょ)へ預かって調べる事です。国税庁は、必要な理由を説明し、承諾を得て預かるとしていて、承諾なく強制的に預かる事はないとしています。仕事で使う時は、返すよう頼めます。

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更新日:

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この話のあらすじ

11月5日の朝、税務署(ぜいむしょ)の調査官(ちょうさかん)・芦原が瀬尾 篤の自宅に来る。灰谷 静江は、玄関で身分証明書(みぶんしょうめいしょ)を確かめ、税務代理(ぜいむだいり)の書面を出して、篤の代理人として立ち会う。芦原は、調査の理由は伝えていないと言い、仕事の流れと請求書(せいきゅうしょ)・入金の口座を2時間かけて聞く。帳簿(ちょうぼ)と書類を見せるよう求められ、篤は紗希と仕分けた3年分のレシートを出す。芦原は修正申告(しゅうせいしんこく)を見ていて、家事按分(かじあんぶん)の直しを確かめる。昼の休みの間、篤は2冊目の通帳を隠した引き出しから目を離せない。午後、芦原は令和5年分の書類を承諾を得て預かり、最後に「お使いの口座は、これで全部でしょうか」と聞く。篤は「全部です」と答え、灰谷は机の下の篤の右手を見ていた。帰りぎわ、芦原は「念のため、金融機関(きんゆうきかん)にも確認させていただきます」と言う。

作者

ことわり帖

住宅ローンの審査や確定申告、役所の窓口のように、結果だけが届いて理由が見えにくい手続きの裏側を描いています。

この作品について

税務署から電話が来た。直すなら今か、隠し通すか。確定申告を15分で出してきた篤と一緒に、調べられる側の1年をたどってみてください。

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