第1話「アプリで、100人と会いました」

桐生 早紀:3年で
100人です
桐生 早紀:アプリで
会った人
倉持 陽太:ひゃ
100︙︙
机の上に︑
喫茶店のレシートが︑
100枚︒

結婚
倉持 陽太:どどうしよう
初めての
担当なのに

会員
桐生 早紀:正直
ここの決まり
窮屈です
〈相談所の
桐生 早紀:1回目で
結婚できるか
見たいのに
〈桐生 早紀さん
倉持 陽太:ええっ
初めての担当
1か月で︙︙
所長の部屋︒
結婚

倉持 陽太:所長
1時間で
何が分かるん
ですか
鶴見 千代子:何も
鶴見 千代子:分からないわよ

鶴見 千代子:決めるのは
結婚する
相手かどうか
じゃないのよ
鶴見 千代子:もう1回
会いたいか
それだけ
お見合いの返事は︑
次の日の13時までに
仲人へ︒
断る時も︑
仲人が伝える︒
倉持 陽太:じゃあ︙︙
独身かどうかは
もう
分かってるんだ
桐生さんはアプリで︑
最初の夕食のたびに︑
結婚できる人か︑
全部見ていた︒

倉持 陽太:そっか︙︙
100人とも
結婚できる
人か
確かめてたんだ
翌日︒面談の部屋︒

倉持 陽太:あの
桐生さん
写真で断るの
1回だけ
やめませんか
桐生 早紀:1時間で
何が分かるん
ですか
倉持 陽太:︙︙何も
分かりません
倉持 陽太:もう1回
会いたいか
だけです

桐生 早紀(つぶやき):この人
まじめそう

桐生 早紀:︙︙1時間
だけですよ
〈桐生 早紀さん
その夜︒所長の部屋︒
倉持 陽太:桐生さん
「1時間だけ
ですよ」って
鶴見 千代子:その言い方
悪くないわね
日曜 14時︒
ホテルのラウンジ︒

倉持 陽太:吉永さん
こちらです

吉永 航平:はじめまして
吉永です


2年前︑
アプリで1回だけ
会った人︒
吉永 航平:あ︙︙
2回目
ですね
桐生 早紀:うそ︙︙
写真と
違うって
断った人だ

倉持 陽太(つぶやき):え
知り合い︙︙?
所長に借りた
ストップウォッチは︑
まだ1分も
進んでいない︒
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あなたラウンジで、2年前にアプリで会った2人が向かい合った後の1時間を考えたい
AI早紀さんが先に「2年前は、すみませんでした」と言うか、吉永さんが何も無かったように趣味の話を始めるかで、1時間の空気が変わります。柱の陰の倉持さんのストップウォッチを、時々はさむと間が出ます。
あなた吉永さんが先に話しだす形で、台詞を
AI吉永「今日は、1時間だけ、ですよね」。早紀「……はい。1時間だけ」。絵:ラウンジの窓際で向かい合う2人と、柱の陰でストップウォッチを握りしめる倉持。
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