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第1話「審判は、いません」

この作品には、ファイブフォー株式会社のサービスが登場します

この物語はフィクションです。登場する人物・団体・店は架空です。
作中の「スポ人」は、ファイブフォー株式会社の実在のサービスです。

土曜の朝︒
公園の
テニスコート︒

朝の公園のテニスコート。左の金網の外に、折りたたみの椅子2つと大きな保冷箱を置き、金網のそばに立ってコートを見つめる父親。右のコートの中で、小さな女の子が片手を低く出している。
コートの白い線のきわで弾んだ、緑の点のある黄色いボールの寄り。線に触れたか、触れていないか分からない。弾んだボールが、絵の枠の下の線を越えて手前へ出る。

森下 ひかり:グッド

小学3年生・テニスを始めて半年森下 ひかり

コートの中の女の子。手のひらを下に向けて片手を低く出し、まっすぐ前を見る。

〈スコア〉予選リーグ 1試合目ひかり 0-3 相手4ゲーム先取

相手の球を︑
入っていた︑
と言った︒

金網の外の父親の寄り。口を開きかけて、そのまま閉じる。指が金網をつかんでいる。

テニスをしたことのない父森下 隆之

森下 隆之:えっ
今のは
アウトだろ

言いかけて︑
飲み込んだ︒

2時間前︒

第1話「審判は、いません」

大会の
受付︒

受付の人:受付は
9時
までです

コートの横の白いテント。右で、名札を付けた受付の人が紙を手にしている。左で、折りたたみの椅子2つと保冷箱と大きな鞄を抱えた父親が、汗をかいて立つ。間に、ラケットを背負った女の子。

森下 隆之:ふう
間に
合った︙︙

森下 ひかり:もう
パパ
荷物
多すぎ!

〈受付の札〉スポ人 ジュニアの大会10歳以下 グリーンボール試合は、全部セルフジャッジ

グリーンボールの解説

現実の事実10歳以下の子どものテニスで使う、ふつうの球より弾みの低い球の1つです。国際テニス連盟の規則では、黄色に緑の点の球で、普通の大きさのコートで、上達した9〜10歳の選手が使うことを勧めています。もっと小さい子には、オレンジボール(8〜10歳)・レッドボール(8歳まで)があります。

どの球を使うかは、どこで分かる?
大会の要項に、種目ごとの使う球が書かれます。作中の大会は、10歳以下の種目でグリーンボールを使う設定です。

出典

この言葉のこと、いつもの AI に

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受付の人:試合は
セルフ
ジャッジです

森下 隆之:セルフ︙︙?

長谷川 律子:初めて
ですか?

ドロー表の貼られた板の前(表の字は読めない)。左で、肩にタオルを掛け、あごに手を当てて戸惑う父親。右で、日よけの帽子をかぶった別の子の母親が、表の線を指でたどる。

ほかの子の母・テニス歴20年長谷川 律子

長谷川 律子:大丈夫
4人の
リーグです

長谷川 律子:負けても
まだ
試合が
あります

森下 隆之:あの
審判は
どこに?

長谷川 律子:ふふ
いません

森下 ひかり:パパ

靴ひもを結び終えて、父親を見上げる女の子。緑の点のある黄色いボールを1つ握っている。

森下 ひかり:外から
言ったら
だめ
だからね

森下 隆之:分かってる
言わないよ

そして︑
1試合目︒

金網の外の、折りたたみの椅子の並ぶ所。左の椅子に座った父親が、組んだ手にあごをのせて身を乗り出し、右の自分の椅子に座った母親が、落ち着いてコートを見ている。

森下 隆之:えっ
なんで
相手の球を
自分で
決めるんだ

長谷川 律子:自分の
コートの球は
自分で
言うんです

長谷川 律子:迷ったら
グッド

〈セルフジャッジの5原則 日本テニス協会〉1. 判定が難しい場合は「グッド」(相手に有利に)2. 「アウト」「フォールト」は、ボールとラインの間に、はっきり空間が見えた時3. サーバーは打つ前に、相手に聞こえる声でスコアを言う4. 判定は、相手に聞こえる声と、相手に見えるハンドシグナルで、速やかに5. コートの外の人は、セルフジャッジに口出ししない

セルフジャッジの解説

現実の事実審判(チェアアンパイア)がつかない試合で、選手が自分たちで判定して進める方法です。日本テニス協会は「セルフジャッジ5原則」として、判定が難しい場合は「グッド」(相手に有利に)、「アウト」はボールとラインの間にはっきり空間が見えた時、コートの外の人はセルフジャッジに口出ししない、などを挙げています。

判定で相手ともめたら?
大会によっては、コートを見回る審判(ロービングアンパイア)がいます。呼べる時は呼び、いない時は大会の本部(レフェリー)に伝えます。
グッドとアウトの合図は?
判定は、相手に聞こえる声と、相手に見えるハンドシグナルで、速やかに伝えます(5原則の4)。

出典

この言葉のこと、いつもの AI に

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また︑
線のきわ︒

コートの中。線のきわに落ちたボールを、身をかがめてじっと見る女の子。

森下 ひかり:見えなかった
から

森下 ひかり:グッド

森下 隆之:あーっ
今のも
アウトだ︙︙

金網をつかむ父親の手の寄り。指に力が入り、金網が少しゆがむ。手の指先が、絵の枠の右の線を越えて外へ出る。

長谷川 律子(ささやき):お父さん

長谷川 律子:判定に
口を出すのは
だめです

森下 隆之:︙︙はい

同じリーグの子水野 ゆずき

左の手前で、後ろ姿の女の子がフォアハンドで打ち返す。球は相手のコートの右へ抜け、右奥の相手の子は横へ跳んで手を伸ばすが届かない。

〈スコア〉ひかり 1-3 相手

初めての︑
1ゲーム︒

父は︑
音を立てずに
拍手した︒

長谷川 律子(画面の外の声):ふふ
拍手は
いいんですよ

ネットをはさんで握手する2人の女の子。

1-4︒
負けた︒

森下 隆之:なあ
さっきの
アウト
だったろ

コートの出口。左で、保冷箱を抱えて待つ父親。右で、タオルを頭からかぶって歩いて来る女の子。

森下 ひかり:見えなかった
もん

水野 ゆずき:ひかり
ちゃん!

走って来た相手の子が、女の子の前で立ち止まり、片手を差し出す。

水野 ゆずき:さっきの
グッド

水野 ゆずき:ありがとう

勝ったのは︑
向こうなのに︒

少し離れて2人を見る父親の顔の寄り。こわばっていた顔が、ゆっくりほどける。

森下 隆之:︙︙そうか

アウトは︑
自分で言う︒
グッドも︑
自分で言う︒

2試合目︒

2試合目の相手:アウト

2試合目のコート。右の、帽子をかぶった背の高い相手の子が、人さし指を高く上げて「アウト」の合図をする。上げた指が、絵の枠の上の線を越えて外へ出る。左で、ラケットを構えた女の子が、はっとして相手の方を見る。
金網の外から見た、相手のコートの線のきわの寄り。緑の点のあるボールが、白い線にかかって見える。手前に金網の線。

パパの目には︑
線の上に
見えた︒

森下 隆之:︙︙え
今のは
入ってた

コートの外の人は︑
口を出さない︒

第1話「審判は、いません」

つづく

企画
スポ人(ファイブフォー株式会社)

制作に生成 AI を使用(生成 AI の使い方)

利用ガイド

スポ人

サービスファイブフォー株式会社が運営する、テニスの大会・練習会を探して申し込めるサイト。ジュニアからシニアまで、気軽に参加できるテニスの大会を開いています。

ファイブフォー株式会社

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AI帰りの車で、ひかりが黙って窓の外を見ていて、父が「さっきのグッド」と言いかけて、また飲み込む場面にすると、第1話の「声を飲み込む父」を家族の場面でもう一度見せられます。

あなたその場面の台詞を

AI父「……さっきの」。ひかり「グッドだったよ」。父「そうだな」。絵:夕方の車の中、後ろの席で保冷箱を抱えて眠りかけるひかりと、ルームミラーに映る父の目。

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この作品を読んだあなたへ

この話で分かること

ジュニアテニスの大会、初めての時に親が知っておくことは?

審判のいない試合では、選手が自分たちで判定するセルフジャッジで進みます。日本テニス協会のセルフジャッジ5原則は、コートの外の人に、セルフジャッジへ口出ししないよう求めています。受付の締切の時刻・試合の形(リーグかトーナメントか)・使う球は、大会の要項で前もって確かめます。

物語との違い

作中の大会・会場・人物は創作です。

セルフジャッジのルールは? 判定に迷った時は?

判定が難しい場合は「グッド」(相手に有利に)にします。「アウト」「フォールト」は、ボールとラインの間にはっきり空間が見えた時だけです。判定は、相手に聞こえる声と、相手に見えるハンドシグナルで、速やかに伝えます。

条件・例外

判定でもめた時は、コートを見回る審判(ロービングアンパイア)か、大会の本部(レフェリー)に伝えます。

テニスの試合中、コートの外から親が声をかけていい?

応援はできますが、判定には口を出しません。日本テニス協会のセルフジャッジ5原則は、コートの外の人に、セルフジャッジへの口出しをしないよう求めています。プレーについての助言(コーチング)を認めるか・いつ認めるかは大会を主催する団体が決め、ポイントの最中の助言は認められません(国際テニス連盟の規則30)。

条件・例外

日本テニス協会のロービングアンパイアの Q&A では、コートの外から「足」「前」「せめろ」などの言葉が聞き取れた時は、コーチングとして選手に違反が科される例が挙げられています。

グリーンボール・オレンジボール・レッドボールの違いは?

どれも10歳以下の子どものテニスで使う、ふつうの球より弾みの低い球です。国際テニス連盟の規則では、レッドボールは8歳までの子が小さなコートで、オレンジボールは8〜10歳の子が、グリーンボールは上達した9〜10歳の子が普通の大きさのコートで使うことを勧めています。グリーンボールは黄色に緑の点の球です。

条件・例外

大会でどの球を使うかは、大会の要項に書かれます。

この話の用語

グリーンボール漫画の中で見る
現実の事実10歳以下の子どものテニスで使う、ふつうの球より弾みの低い球の1つです。国際テニス連盟の規則では、黄色に緑の点の球で、普通の大きさのコートで、上達した9〜10歳の選手が使うことを勧めています。もっと小さい子には、オレンジボール(8〜10歳)・レッドボール(8歳まで)があります。
セルフジャッジ漫画の中で見る
現実の事実審判(チェアアンパイア)がつかない試合で、選手が自分たちで判定して進める方法です。日本テニス協会は「セルフジャッジ5原則」として、判定が難しい場合は「グッド」(相手に有利に)、「アウト」はボールとラインの間にはっきり空間が見えた時、コートの外の人はセルフジャッジに口出ししない、などを挙げています。

出典

更新日:

この話のこと、いつもの AI に聞いてみてください。

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この話のあらすじ

テニスを始めて半年の小学3年生・森下 ひかりの、初めての大会。付き添う父の隆之は、テニスをしたことがない。受付で「試合はセルフジャッジです」と言われ、審判はいないと知る。ほかの子の母の長谷川に、4人のリーグの見方と、セルフジャッジの決まり(迷ったらグッド、コートの外の人は口出ししない)を教わる。試合では、父の目にアウトに見えた際どい球に、ひかりは「見えなかったから、グッド」と言い、そのポイントを落とす。声を出しかけた父を、長谷川が止める。ひかりは初めて1ゲームを取り、1-4で負けた。試合の後、勝った相手の子が「さっきのグッド、ありがとう」と言いに来る。2試合目、今度は相手の子が「アウト」と言った球が、父の目には線の上に見えた。

作者

スポ人

ファイブフォー株式会社が運営する、テニスの大会・練習会のサイトです。ジュニアからシニアまで、気軽に参加できるテニスの大会を開いています。

この作品について

審判のいないジュニアテニスの大会の1日を、テニスをしたことのない父と、小学3年生の娘の目で描きます。セルフジャッジ、ドロー表、グリーンボールなど、初めての大会で戸惑う決まりが、金網の外の親の気持ちと一緒に分かります。

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