読み切り「クリスマスに告白するなら、終電の前に」

書店の

杉本 まひる:あと5分︙︙
杉本 まひる:渡せる
かな


隣の

杉本 まひる:うん
ありがとう

久我 蒼:飲み会
よく抜けられたね
杉本 まひる:久我くんこそ

杉本 まひる:久我くん︙︙


杉本 まひる:そっか︙︙

杉本 まひる:︙︙あのね
その前に
久我 蒼:このツリー
毎年
ここで見てたな
久我 蒼:あ
もう消えるよ



杉本 まひる:暗いから
言えるの

杉本 まひる:好きです

久我 蒼:えっ

杉本 まひる:これ
クリスマスの

杉本 まひる:返事は
いいの
言えただけで

久我 蒼:︙︙ずるいな
23時40分︒駅の改札︒
箱は︑まだ
まひるの手の中︒


久我 蒼:送らなくて
いいよ

杉本 まひる:乗って
大丈夫だから

久我 蒼:俺も
言うつもり
だった

杉本 まひる:えっ
杉本 まひる:わたしのと
同じ︙︙

久我 蒼:22時の前に
久我 蒼:缶コーヒーで
5分使った

杉本 まひる:ばかだなあ
久我 蒼:先に
言われた

ゴォォ

久我 蒼:乗らない
久我 蒼:始発で
帰るから

杉本 まひる:もう︙︙

久我 蒼:返事
もう1回
言っていい?
杉本 まひる:︙︙うん

終電は︑
行った︒
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