第1話ログイン
一覧

第1話「次のご予約は、3か月後です」

この物語はフィクションです。登場する人物・団体・店は架空です。

縦に長い絵。上に、昼休みのオフィス街の秋の空とビルの屋上。真ん中に、屋上のベンチでお弁当を膝にのせ、スマホを見つめる20代の女性。下に、その手の中のスマホの画面(ますめの並んだ予約の表の画面。字は読めない)。

脱毛サロンのコースを契約して、4か月。

通えたのは、まだ2回。

予約の画面は、きょうも灰色だった。

〈ご予約〉11月:空きがありません12月:空きがありません1月:空きがありませんキャンセル待ちに登録しますか?

細い横の帯の寄り。スマホの画面に指を当てて、予約の表を読み直す手。画面は字の無いますめだけ。屋上のベンチで、膝の上のスマホに手を置いたまま空を見上げ、ため息をつく20代の女性。横に食べかけのお弁当。

宮田 莉子:18か月で
12回って
言ったのに!

事務職。脱毛サロンの18か月のコースを契約した宮田 莉子

その日の夕方︒
駅前の脱毛サロン︒

ベージュと金色の内装のサロンの受付。カウンターの前に立ち、スマホを握ったまま身を乗り出す20代の女性。

宮田 莉子:あの
次の
予約
いちばん早くて
いつですか

受付のカウンターの内側で、両手を前にそろえて小さく頭を下げる30代の女性の店長。後ろに、扉の閉まった施術の部屋の廊下。

葛西 紗英:申し訳
ありません
いちばん早くて
3か月後で︙︙

脱毛サロンの店長葛西 紗英

宮田 莉子:えっ
契約の時は
1か月半に
1回は
来られるって
言われました

葛西 紗英:︙︙キャンセル
待ちに
お入れ
しますね

宮田 莉子:先月も
同じこと
言われました

宮田 莉子:これじゃ
契約した
意味ない
ですよね

特定継続的役務提供(とくていけいぞくてきえきむていきょう)(エステ)の解説

現実の事実特定商取引法は、長い期間・高い額になりやすいサービスを「特定継続的役務提供」として、契約の前と後に渡す書面や、クーリング・オフ・中途解約(ちゅうとかいやく)の決まりを置いています。対象は今、エステティック・美容医療(びよういりょう)・語学教室・家庭教師・学習塾・結婚相手紹介(けっこんあいてしょうかい)サービス・パソコン教室の7つです。エステは、期間が1か月を超え、金額が5万円を超える契約が対象です。

脱毛サロンなら、全部が対象?
全部ではありません。医療機関でないサロンの脱毛は、内容がエステティックに当たれば、期間が1か月を超え、金額が5万円を超える契約が対象です。

出典

この言葉のこと、いつもの AI に

この話の内容をそのまま持って、AI に聞けますGemini だけは、開いたら貼り付けてください(内容はコピーしておきます)

AI に渡すまとめをコピー

AI に貼って、この話のことを相談してみてください。

夜、サロンのガラスの扉を押して外へ出ながら、振り返って店の中を見る20代の女性。ガラスに金色の店内の明かりが映っている。

その夜︒
莉子の部屋︒

夜の1人暮らしの部屋。ベッドに腰かけた20代の女性が、会員のカードを指でつまんで見つめている。カードが、絵の枠の右の線を越えて手前へはみ出している(カードに字は無い)。

宮田 莉子:お金は
毎月
払ってるのに

同じころ︒
閉店後のサロン︒

夜の駅前。明かりの落ちかけたサロンの店の外観。ガラスの向こうの受付だけが金色に明るい(看板の字は読めない)。
スタッフの裏の部屋。小さな机で、印刷した予約の枠の表と、タブレットを見比べる30代の女性の店長。机の端に、会員のカードを入れた箱。

〈今月の店の数字〉新しい契約:43件施術のベッド:3台キャンセル待ちの会員:61人

葛西 紗英:ベッドは
増えないのに
会員ばっかり
増えていく︙︙

机にひじをついて、こめかみを押さえる30代の女性の店長の寄り。

本部との
オンラインの面談︒

夜の裏の部屋。ノートパソコンの画面に向かって座る30代の女性の店長。画面の光が顔を照らす。

室井 貴之:葛西さん
今月の
新しい契約
43件ですね

夜の本部の会議室。暗い窓の前で、ノートパソコンに手を置き、画面の向こうへ話しかける40代の男性。

葛西 紗英:はい︙︙でも
予約が
3か月先まで
埋まってて

室井 貴之:ええ
分かります
でも本部も
来月の数字が
要るんです

サロンのチェーンの本部の経営企画室井 貴之

本部の会議室。カメラをまっすぐ見て、静かに話す40代の男性の寄り。

室井 貴之:なので
来月の
新しい契約は
今月の2倍で
お願いします

裏の部屋。ノートパソコンの前で固まる30代の女性の店長の手から、印刷した予約の枠の表がすべり落ちる。紙が、絵の枠の下の線を越えて手前へ落ちていく。

葛西 紗英:え︙︙
2倍︙︙?

第1話「次のご予約は、3か月後です」

つづく

この作品を評価する

ログイン

ログインして、★で評価してみてください。

ログインすると、トゥーンエルから新しい話のお知らせをメールでも受け取ります(マイページでいつでも止められます)。

評価を外しますか?

評価を下げますか?

続編が待てないあなたへ。違う話を考えたいあなたへ。

第1話の続き、いつもの AI で作ってみてください。

  1. 1ボタンを押すいつもの AI を選んで
  2. 2AI が開く作品の設定とあらすじつきで
  3. 3一緒に考える展開・台詞・絵の指示まで
例:AI との相談

あなた本部から「2倍」と言われた後の、紗英の夜を考えたい

AI紗英が閉店後の受付で、キャンセル待ちの会員の名前を1人ずつ指でたどり、その中に昼に来た莉子の名前を見つける形にすると、数字の向こうに顔がある事を、紗英が自分で確かめる場面になります。

あなたその線で、台詞を

AI紗英(つぶやき)「……宮田さん、61人目」。画面を閉じかけて、もう一度開く。絵:暗い受付で、画面の光だけが紗英の手元を照らす。

送る質問あらすじを踏まえて、次の話の展開を一緒に考えて

無料の Google ログインで使ってみてください

ログインすると、トゥーンエルから新しい話のお知らせをメールでも受け取ります(マイページでいつでも止められます)。

Gemini だけは、開いたら貼り付けてください(内容はコピーしておきます)。

AI の答えは、作品の公式の続きではありません。作った物を出す時は、利用ガイドを見てください。

この話の感想・こうなったらいい

感想や「こういう展開が読みたい」を、編集部へ送ってください(ほかの人には公開しません)。

この作品を読んだあなたへ

この話で分かること

脱毛サロンの予約が取れない時は?

まず契約書面で、役務を受けられる期間と回数を確かめます。特定継続的役務提供(とくていけいぞくてきえきむていきょう)に当たる契約なら、契約書面には役務の提供期間などを書くことが決められています。予約が取れないまま期間が過ぎそうな時は、店にいつ・何を伝えたかが残る形で相談します。

条件・例外

困った時は、消費者ホットライン 188 で、近くの消費生活(しょうひせいかつ)センターなどに相談できます。

脱毛サロンの契約は、特定商取引法の対象?

医療機関でないサロンの脱毛は、内容がエステティックに当たれば、期間が1か月を超え、金額が5万円を超える契約が「特定継続的役務提供(とくていけいぞくてきえきむていきょう)」の対象です。対象の契約には、クーリング・オフや中途解約(ちゅうとかいやく)の決まりがあります。

条件・例外

5万円ちょうど・1か月ちょうどの契約は、この決まりの対象から外れます。

予約が取れなくても、途中で解約できる?

特定継続的役務提供(とくていけいぞくてきえきむていきょう)の契約は、クーリング・オフの期間(法律で決められた書面を受け取った日から数えて8日以内)が過ぎた後も、これから先の分を解約できます(中途解約(ちゅうとかいやく))。

条件・例外

中途解約では、すでに受けた施術の分などは支払います。店が解約の時に求められる額には、法律の上限があります。

この話の用語

特定継続的役務提供(とくていけいぞくてきえきむていきょう)(エステ)漫画の中で見る
現実の事実特定商取引法は、長い期間・高い額になりやすいサービスを「特定継続的役務提供」として、契約の前と後に渡す書面や、クーリング・オフ・中途解約(ちゅうとかいやく)の決まりを置いています。対象は今、エステティック・美容医療(びよういりょう)・語学教室・家庭教師・学習塾・結婚相手紹介(けっこんあいてしょうかい)サービス・パソコン教室の7つです。エステは、期間が1か月を超え、金額が5万円を超える契約が対象です。

出典

更新日:

この話のこと、いつもの AI に聞いてみてください。

この話の内容をそのまま持って、AI に聞けますGemini だけは、開いたら貼り付けてください(内容はコピーしておきます)

AI に渡すまとめをコピー

AI に貼って、この話のことを相談してみてください。

おすすめの道具

  • トゥーンエルを AI に追加(無料・登録なし・読むだけ)

    できること
    トゥーンエルのコネクタ(MCP)を AI に追加すると、ほかの話・用語も AI が読めます。読むだけの道具で、書き込みはしません。
    作品との関係
    トゥーンエルを運営するH株式会社の道具です。
    費用
    無料

    Claude に追加(新しいタブで開きます)

    名前は「トゥーンエル」、URL は https://tooneru.com/mcp です。「続ける」→(認証は「サインインなし」のまま)「追加」→「連携/連携させる」→ 読み取り専用ツールを「常に許可」の順です。

    ChatGPT に追加する手順

この話のあらすじ

事務職の宮田 莉子は、駅前の脱毛サロンで18か月・12回のコースを分割の支払いで契約して4か月。通えたのはまだ2回で、予約の画面は3か月先まで空きがない。夕方、受付で「いちばん早くて3か月後です」と店長の葛西 紗英に言われ、「契約の時は、1か月半に1回は来られるって言われました」と返す。閉店後、紗英は裏の部屋で、今月の新しい契約43件・施術のベッド3台・キャンセル待ち61人の数字を見比べる。本部の経営企画の室井 貴之は、画面の向こうから言う。「来月の新しい契約は、今月の2倍でお願いします」。

作者

ことわり帖

住宅ローンの審査や確定申告、役所の窓口のように、結果だけが届いて理由が見えにくい手続きの裏側を描いています。

この作品について

予約が取れないコースは途中でやめられるのか、店が閉まったら払ったお金はどうなるのか。前払いの契約で自分を守る決まりを、会員と店長の両方の言い分から考えられます。

ことわり帖のほかの作品

この話を紹介する

話のバナー・サムネイル・紹介文・貼れる HTML素材を見る

通知

届く時刻を選んでください(お気に入り(♡)と本棚の作品に新しい話が出た日に、1回だけ届きます)。

届く時刻

お知らせ

お知らせの一覧