第1話「「辞めたい。でも貯金がない」退職後のお金、どうすればいい?」

ホテルの
志賀 紗季:今日で
4日続けて
夜

宿泊のお客:隣の部屋が
うるさいって
言いよろうが
志賀 紗季:申し訳ございません
志賀 紗季:すぐに
見てまいります

チャリン
志賀 紗季:あれ
手が
手が︑
言うことを
きかなかった︒
フロントの奥の︑
事務室︒

志賀 紗季:また
出せんかった

紗季のスマホ
志賀 紗季:家賃が
6万8千

志賀 紗季:辞めたら
何か月
もつと?
志賀 紗季:︙︙退職金が
あるけん
志賀 紗季:なんとか
なるはず
辞めたい︒
でも︑
貯金がない︒
その退職給付金、誰がくれるの?
第1話『「辞めたい。
リネン室︒
夜勤明けの7時︒


客室清掃の
嶋津 喜代子:あんた
顔
真っ白よ
志賀 紗季:大丈夫です
志賀 紗季:ちゃんと
回します
嶋津 喜代子:回しよるとは
シフトやろ
嶋津 喜代子:あんたが
回されよる

志賀 紗季:︙︙辞めたいんです
志賀 紗季:でも
貯金が
なくて

嶋津 喜代子:ほんなら
嶋津 喜代子:辞めた後に
入るお金と
出るお金
嶋津 喜代子:紙に
書いてみ
志賀 紗季:紙に?
嶋津 喜代子:頭の中で
数えよるけん
怖いとよ

志賀 紗季:出るのは
家賃と
スマホくらい?
嶋津 喜代子:あと3つ
忘れとる

嶋津 喜代子:住民税
健康保険
年金
志賀 紗季:えっ
辞めても?
志賀 紗季:保険証は
どうなると?
志賀 紗季:あ︙︙
そっか

志賀 紗季:出る方
ばっかり
嶋津 喜代子:入る方の
退職金
嶋津 喜代子:規則に
書いてあると?
嶋津 喜代子:帰る前に
事務室で
探してみ
事務室で
帰り支度をしていると︑
支配人が来た︒

ホテル汐見台の
楠本 和宏:志賀さん
来月も
夜︑頼めるか
楠本 和宏:新しい子が
入るまでの
辛抱やけん

志賀 紗季:あの
支配人

志賀 紗季:︙︙はい
言えなかった︒
また︒
支配人が出ていくと︑
入れ替わりに喜代子さん︒

嶋津 喜代子:目次から
見てみ
志賀 紗季:退職金︙︙

〈ホテル
志賀 紗季:どこ?
嶋津 喜代子:書いてないなら
嶋津 喜代子:無いとよ

志賀 紗季:︙︙
その退職給付金、誰がくれるの?
第1話『「辞めたい。
つづく
この
この作品を読んだあなたへ
この作品を評価する
この話の感想・こうなったらいい
感想や



















