第4話「母の血」

ガガガ
葛城 冬馬(画面の外の声):ただいま︙︙

穂波の
葛城 冬馬:って
2人とも
起きてたの?
葛城 岬:受験生
だもん
葛城 穂波:今日
おばあちゃんの
結果の日
葛城 冬馬:結果?
何の
葛城 穂波:︙︙血液検査
付き添いで
行くの

穂波の
葛城 岬:お母さん
最近ずっと
おばあちゃんと
電話してるね
葛城 穂波:︙︙うん

家族には︑まだ
「おばあちゃんの
病院の付き添い」
とだけ言ってある︒
葛城 冬馬:送ろうか
道はさっき
俺が開けた
葛城 穂波:ありがと
でも大丈夫

蔵本 遼介:照代さんの
結果です
葛城 穂波:えっ
1回で?

蔵本 遼介:ええ
この値なら
6か月
待たなくて
いいんですよ
蔵本 遼介:それに
肝臓は今
落ち着いて
います

栗栖 照代:はあ︙︙
栗栖 照代:40年
ずっと
怖くてねえ
蔵本 遼介:半年ごとに
診ましょう
葛城 穂波:半年ごと︙︙
一緒に来るね
栗栖 照代:そうだねえ

根津 澄:よし
お母さんの
1から3は
そろって
きましたね
根津 澄:それで
ですね
根津 澄:照代さん
ご自身も
葛城 穂波:お母さんの分も
出るって事?
根津 澄:ええ
お母さんご自身の
給付金です

栗栖 照代:私は
訴えない
葛城 穂波:お母さん︙︙
栗栖 照代:証拠は
出すよ
穂波の分
栗栖 照代:でも
国を相手に
なんて
栗栖 照代:近所に
なんて
言われるか

葛城 穂波:誰も
お母さんを
責めないよ
栗栖 照代:︙︙そういう
事じゃ
ないの
根津 澄(画面の外の声):あの

根津 澄:無理に
とは
言いません
根津 澄:一つずつ
いきましょう

帰り道︒
母を団地へ送る車の中︒


栗栖 照代:ごめんね
栗栖 照代:証拠ばっかり
集めさせて
葛城 穂波:集めたいのは
私だよ
葛城 穂波:お母さん
葛城 穂波:近所の
話じゃ
ないよね

葛城 穂波:本当は
何が
怖いの?

栗栖 照代:︙︙
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