第2話「金曜、16時」

物流会社の


会社の
同じ16時に︑
空いて待つ椅子が
2つあった︒
高梨 千早:言わなきゃ
あと8分

経理課長
高梨 千早:課長
高梨 千早:16時に
健康管理室の
用事があって
芹沢 真弓:今日?
芹沢 真弓:締めの日よ
高梨 千早:︙︙すみません

芹沢 真弓:︙︙

芹沢 真弓:行ってきなさい
芹沢 真弓:確認は
私がやる
芹沢 真弓:顔色
悪いわよ
眠れない、と言っていいですか
第2話
16時︒
健康管理室︒

会社の
望月:うん
うん
望月:寝る時刻と
起きる時刻
教えてください
高梨 千早:夫のいびきも
うるさくて
高梨 千早:でも
仕事は
できてます
望月:できてる?

高梨 千早:︙︙
同じ請求書を
2回
承認しました
望月:うん
望月:眠れない日が
続いて
仕事に響いてる
望月:それは
大事な
知らせです

望月:先に
言っておくと
望月:わたしの役目は
会社に
意見を言う事
高梨 千早:主治医︙︙
高梨 千早:どこに
行けば

結城 早苗:段取り
しましょう
高梨 千早:え︙︙
高梨 千早:なんで
分かるん
ですか

結城 早苗:さっき
3回
言いました
〈眠りの
望月:決めるのは
先生と
あなた
駅前の︑内科と
心療内科の診療所︒
翌日︑土曜の
9時30分︒

高梨 千早:この7日で
目が覚めたの
19回

医師:記録
助かります
医師:話して
くれて
よかった
医師:しばらく
休みましょう

高梨 千早:休む︙︙?
医師:1か月
高梨 千早:1か月︙︙
高梨 千早:締めは
どうなる

病名は︑
言われても︑
耳に残らなかった︒
「休む」だけが︑
残った︒
その夜︒

夫・
高梨 直人:休めって
言われたなら
高梨 直人:休め
高梨 千早:課長に
なんて
言えば
高梨 直人:そのまま
言えば
高梨 千早:そのままって
高梨 直人:眠れないって

スマホの裏の付箋が︑
黄色い1枚︑
増えていた︒
高梨 千早:①の前
か︙︙
経理課︒
月曜︑8時45分︒

高梨 千早:課長
高梨 千早:お話が
あります

芹沢 真弓:ちょうど
よかった
芹沢 真弓:来月から
課長代理を
お願いしたいの

クシャ
高梨 千早:︙︙
封筒の中には︑
「1か月の
自宅療養を要する」︒
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