第2話「仕送りは、同じ財布」

製造課・
総務・
戸張 航:けさの
136万って
戸張 航:ほんとに
母さん
入るの?

根岸 小夏:上まで
来たの
初めて
ですね
戸張 航:いいから

根岸 小夏:条件は
2つです

戸張 航:①は
130万だから
いける
戸張 航:②は?

根岸 小夏:同じ家計
って事です

戸張 航:でも俺
別に
住んでるし
戸張 航:母さんは
地元で
1人

カチ
根岸 小夏:寺井さんの
名簿にも
そこまでは

国税庁 所得税基本通達 2-47

根岸 小夏:毎月
送って
ますか?

戸張 航:3万
毎月
25日に

仕送りは、
同じ財布
戸張の
根岸 小夏:離れてても
同じ
家計です

根岸 小夏:今年の分は
1月に出した
この紙です
根岸 小夏:ここに
書き足します

戸張 航:来年の分
去年と同じ
じゃ
だめなの?

〈簡易な
根岸 小夏:でも
戸張くんは
変わり
ましたよね
戸張 航:︙︙母さんに
聞いてくる

戸張 恵(電話の声):航
ちゃんと
食べてる?

戸張 航:食べてるって
戸張 航:母さん
来年も
パート
同じくらい?

戸張 恵(電話の声):同じだよ
戸張 恵(電話の声):そういえば
遥も
会社の紙に
私の名前
書くって

戸張 航:姉ちゃん
も?

戸張 航:2人とも
書いたら
どうなる?

〈同じ

根岸 小夏:2人で
決めて
ください
戸張 航:︙︙電話
する
夕方︒工場の裏︒

戸張 航:母さんの扶養
姉ちゃん
書くの?
木崎 遥(電話の声):書くつもり
だったけど

木崎 遥(電話の声):航が
書きな
木崎 遥(電話の声):毎月
送ってるの
あんた
でしょ

戸張 航:︙︙いいの?
木崎 遥(電話の声):私は
盆と正月に
帰るだけ

木崎 遥(電話の声):その代わり
正月の
寿司は
航ね


根岸 小夏:続柄は
母
根岸 小夏:異動の
月日と
事由も

戸張 航:事由って
何て
書くの
根岸 小夏:今年の
改正で
入った
って

戸張 航:で
いくら
安くなんの?

戸張 航:なんだ
38万
もらえる
わけじゃ
ないのか

根岸 小夏:いくら戻るかは
12月の
給料で

戸張 航:来年の分も
俺が
書く

製造課・
根岸 小夏:大槻さん
保険の
はがき︙︙

大槻 繁:ああ
工具箱だ
大槻 繁:明日の朝
7時半に
持ってきて
やるよ

根岸 小夏:30年︙︙
根岸 小夏:︙︙私の
はがき
去年
どこに
やったっけ
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