第5話「慰謝料には、3つの物差し」

金曜、
姉・
ピアノの
木津 奏太:姉ちゃん
仕事
ええの?
木津 環奈:半休や
気にせんで
ええ
木津 環奈:ちゃんと
自分で
しゃべりや
木津 奏太:︙︙うん

相談所の
樋渡 篤志:よう
書いてはりますね
樋渡 篤志:この記録
木津 環奈:面接って
何回まで
ええんですか

木津 奏太:あの
慰謝料って
木津 奏太:結局
いくらに
なるんですか
樋渡 篤志:今は
まだ
決まってません
樋渡 篤志:治療が
終わってからです
木津 奏太:え︙︙
樋渡 篤志:ただ
物差しの話は
しておきましょか

〈樋渡が
木津 奏太:3本︙︙
木津 環奈:同じけがで?
樋渡 篤志:同じけがでも
樋渡 篤志:どの物差しで
出したかで
変わる事がある


木津 環奈:うそやん
木津 奏太:ほな
一番長い線で
お願いしたら
樋渡 篤志:本人が
交渉すると
樋渡 篤志:この線は
使ってもらえへん
事が多いんです

木津 奏太:えっ
そうなんや︙︙

〈樋渡が

木津 環奈:道
こんなに
あるんや
樋渡 篤志:タダです
相手が応じへんと
始まりませんけど
樋渡 篤志:今
決めんで
ええんです
樋渡 篤志:治療が先
木津 奏太:あの
木津 奏太:決めるのは
僕ですか

樋渡 篤志:ええ
樋渡 篤志:木津さんの
事故ですから

提示が来たら︑
まず︑それを聞く︒
木津 奏太:それだけは
自分で言います

外に
木津 環奈:ちゃんと
しゃべってたやん
木津 奏太:姉ちゃん
途中で
口はさんだやろ
木津 環奈:1回だけや

木津 環奈:︙︙あんたが
決めたんなら
それでええ
同じ夜︒
相手の保険会社︒
相手の

桐谷 涼子(つぶやき):お願いしてた
主治医のご意見
届いたわね


事故から︑
2か月がたっていた︒
この
この作品を読んだあなたへ
この作品を評価する
この話の感想・こうなったらいい
感想や




















