第5話「零点の答案」

辺境ロウ村の
一同(何人もの声):うわ
零点!
水が元素じゃ
ないって!

新入生・
モルト:せんせ︙︙
だから
言ったのに
レン:うん
分かってて
書いた

火の
イリス・アルデント:ふん
書いてある︙︙
あいつの言った通り

クラウス先生:奨学生さん

座学の
クラウス先生:零点ですか
それは
お困り
でしょうね
クラウス先生:教室へ
水が元素だと
見せて
あげましょう
座学の教室︒



クラウス先生:ほら
湯気になっても
水に戻る
クラウス先生:分けられない
だから
元素です
レン:戻る?

レン:形が変わって
戻った
だけです

レン:中身が
別の物に
変わるのは――
クラウス先生:ほう
では

レン:︙︙
レン:今は
できません


クラウス先生:でしょうね

クラウス先生:分けられないなら
元素です
座りなさい

モルト(ささやき):せんせ︙︙
腹へったなあ
レン:え
今それ?

レン:でも
今じゃない
授業が終わった︑
回廊︒


イリス・アルデント:︙︙煤の話は
本当だった
イリス・アルデント:家の古い書に
あったわ
理由は
書いてなかった
けど
レン:うん
そっか

イリス・アルデント:零点のくせに
平気な顔
レン:表は
減らないから


レン:世界の方は
知ってる
イリス・アルデント:明日の放課後
演習室へ
来て

レン:紅の火?
その夜︒
寮︒

モルト:せんせ
イリス様に
呼ばれたって?
決闘か?
レン:ちがう
明日
火を見るだけ

モルト:火を見て
何が分かるん
だあ?
レン:︙︙いい質問だ

レン:明日の
放課後
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