第3話「うちは、小さいでよ」

月曜の
古市製作所の
新井 航平:多賀さん!
手
大丈夫っすか
多賀 修:おう
心配
かけたな
新井 航平:ラインは
俺が
回してます!
多賀 修:そうか
新井 航平:社長
朝から2階で
待ってるっす

多賀 修:カバー
まだ
付いてない
新井 航平:︙︙っすね
あの朝も︑
カバーは
付いていなかった︒

古市製作所の
古市製作所の
古市 文江:まあ
多賀さん
座って
古市 昭三:で
話って
なんだ

多賀 修:すんません
社長
多賀 修:やっぱり
労災で
出させて
ください
古市 昭三:︙︙わしも
考えた

古市 昭三:全部だ
古市 昭三:だで
労災は
こらえて
くれんか
多賀 修:え︙︙
多賀 修:全部︙︙
多賀 修:それなら
誰も
困らん︙︙
のか?

古市 文江:あんた
古市 文江:出さんかったら
それこそ︙︙
古市 昭三:わかっとる!

バン
古市 昭三:すまん
古市 昭三:怒鳴る
相手が
違う
古市 昭三:壁の
あれな

古市 昭三:去年
元請けの
安全大会で
もらった

社長が怖いのは︑
保険料と︑監督署と︑
その先の︑
仕事が切られる事だ︒

多賀 修:社長
多賀 修:もし
指が
戻らん
かったら
多賀 修:それも
全部
ですか

古市 昭三:︙︙
多賀 修:すんません
1週間
考えさせて
ください
古市 昭三:ああ
古市 文江:多賀さん
手
お大事にね
多賀 修:︙︙はい
階段を下りると︑
プレスの音が
してた︒




新井 航平:多賀さん
新井 航平:労災に
したら
監督署の人
聞きに来ますよね
多賀 修:何を
新井 航平:あのカバー
新井 航平:外したの
多賀さん
っすよね

多賀 修:︙︙
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