第4話「1,280万と1,980万」
この

芦田 真帆:お
お断りって
何か
失礼が︙︙

北条 匡:いえいえ
宮部さんは
何も
北条 匡:お申込みは
お姉さん
1人の
お名前
ですね
芦田 真帆:︙︙はい
北条 匡(電話の声):あの家は
お母さんが
お2人に
残した家
ですから

北条 匡(電話の声):数字を
お姉さんにだけ
先に出すのは
うちは
したくない
北条 匡(電話の声):お2人
そろって
聞いて
くださるなら
喜んで
うかがいますよ

小野寺 円:ふふ
断ってるのは
「うちを
通すこと」
だけね

芦田 真帆:そんな
お断り
あるんですか︙︙
ならべる
その夜︒
千夏の家︒

メール差出人
宮部 千夏:同じ家
なのに

宮部 千夏:530万も
違う︙︙


宮部 航(電話の声):1,980万?
宮部 千夏:うん
全国の会社の
三好さん

宮部 航(電話の声):︙︙なら
一番高い所で
いいだろ
宮部 千夏:えっ
売るのに
反対
だったよね

宮部 航(電話の声):売るならの
話だよ
宮部 航(電話の声):1,980万なら
母さんも
文句
言わねえよ

宮部 千夏:北条さんがね
土曜の朝
2人そろって
聞いてって

宮部 航(電話の声):町の
不動産屋か
どうせ
一番安いよ

宮部 千夏:お昼に
すみません
宮部です

三好 蓮:宮部様!
お電話
うれしいです!
宮部 千夏:なんで
一番安い所より
530万も
高いんですか
三好 蓮:えっと︙︙
近くで今
売りに
出てる家の
値段から
出してます

宮部 千夏:最初の︙︙?

三好 蓮:最初は
高めに出して
反応を
見るんです
三好 蓮:︙︙その値段で
売れるとは
限りません
けど

全国に
三好 蓮:でも!
根拠は
7ページ目に
全部
書きました!

宮部 千夏:7ページ︙︙
同じ頃︒
ならべる査定の窓口︒


芦田 真帆:円さん
これ
宮部様に
教えたら︙︙
小野寺 円:それは
言っちゃ
だめ
小野寺 円:うちは
どの数字が
正しいか
決める側じゃ
ないの

芦田 真帆:︙︙知ってるのに
言えないの
苦しいです

千夏の
宮部 航:朝っぱらから
なんで
俺まで

北条 匡:お2人に
聞いて
ほしかった
ので

コン
北条 匡:床
毎年
磨いて
ましたね
宮部 千夏:えっ
なんで
分かるん
ですか
北条 匡:床の
つやで
分かります

北条 匡:屋根も
瓦が新しい
10年くらい前に
直しましたね

宮部 千夏:︙︙母が
直しました

宮部 航:で
いくら



宮部 航:700万も
安いじゃ
ねえか!

宮部 航:1,980万なら
俺だって……
北条 匡:三好さんの
数字も
うそじゃ
ありません

北条 匡:あれは
「売り出す」
値段

〈この
宮部 千夏:三好さんのは
売りに出てる
家から︙︙
北条 匡:ええ
物差しが
違うんです
宮部 航:建物は
120万?

宮部 航:母さん
毎年
ワックス
かけてたんだぞ
北条 匡:ええ
だから
120万
なんですよ


宮部 航:母さんの
ワックス
120万か
宮部 千夏:北条さん
なんで
2人そろってって
言ったん
ですか
北条 匡:高い数字が
先に1人に
届くと

北条 匡:それが
家の値段に
なって
しまうので
宮部 航:︙︙

北条 匡:航さん
北条 匡:売りたくないのは
値段
ですか

宮部 航:︙︙

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