第4話「画面の向こう」
この

プルル
小坂 りん(電話の声):2年3組の
小坂です
小坂 りん(電話の声):今日も
休みます

小坂 りん(電話の声):あと
きのう
お母さんと
フリースクールの
紙︑見た

須藤 創:そっか
どうだった?
小坂 りん(電話の声):冷蔵庫に
貼ってある
須藤 創:貼ってある
か

須藤 創:捨ててない
んだ
小坂 りん(電話の声):︙︙明日は
行きます

須藤 創:4時の部屋で
待ってる
3階の︑ひだまり︒


須藤 創:寝てる︙︙
須藤 創:小坂?
小坂 りん:あ︙︙
来た
だけ

須藤 創:夜
寝てないのか
小坂 りん:寝ようと
すると
朝になる
小坂 りん:ゲーム
してると

2年3組の
須藤 創:何時まで?
小坂 りん:︙︙4時
とか

須藤 創:スマホ預かるって
言いそうだった

須藤 創:夜のゲーム
楽しい?

小坂 りん:夜しか
いないから
小坂 りん:知らない人
だけど
机の下で︑
スマホで調べた︒

小坂 りん:知ってる
保健の
教科書
プリントを持って︑
小坂さんの家へ︒

りんの
小坂 大和:また
来た
須藤 創:プリント
だけ

小坂 大和:先生まで
「だけ」じゃん
小坂 大和:ねーちゃん
もう寝た
須藤 創:そうか
今日は
早いんだな

小坂 大和:︙︙ねーちゃん
夜は
泣いてる

須藤 創:え
小坂 大和:壁︑うすいから
ゲームの音の
後ろで

須藤 創:4時に来るから
戻ってきたと
思ってた

小坂 大和:先生
ねーちゃんには
言わないでよ
須藤 創:︙︙うん

プリントは︑
渡せないままだった︒
あの窓の向こうで︑
泣いていた︒
学校に戻ると︑
石黒先生がまだいた︒

須藤 創:夜はスマホを
預かるように
お母さんに
言った方が
石黒 正人:うーん

石黒 正人:それ
須藤先生が
決める事かな

石黒 正人:眠れないのは
ゲームのせい
だけかね

2年の

石黒先生が︑
紙を1枚置いた︒

石黒 正人:1人で
抱えない
頼むよ
翌朝︑7時52分︒

電話は︑鳴らなかった︒

須藤 創:明日
明日
明日︙︙

石黒 正人:須藤先生
鳴らないのか
須藤 創:︙︙はい
石黒 正人:慌てない
8時まで
一緒に待とう

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