第2話「三日後の朝」

織田方の
尾張の
尾張・

弥七:この人は
今日
ここで
弥七:勝つはず
だった人だ

信長:寄越せ

茂助:ちょっ
殿!
こやつは
ただの小者で
︙︙
信長:小者に
竜は
要らぬ
弥七:︙︙殿様

弥七:殿様は
竜に何を
飲ませ
ますか
信長:何?


足軽:あれ
飲み
ませんな
弥七:竜は
おれの笠から
しか
飲みません

信長:面白い
殿様は︑
竜を︑おれごと
茂助の組に
預けた︒



翌朝︒
清洲城︒

信長:義元は
家臣:︙︙生きて
おりまする

信長:竜が空を
飛べば
今川の陣は
見下ろせる
弥七:戦に
使う気だ

信長:小者
飛ぶのか
弥七:︙︙分かり
ません

弥七:翼に
あの日の
槍の傷がある

ブシュッ

家臣:うわっ
無礼な!
茂助:ぶふっ
信長:三日後の
朝


信長:竜が
飛ばねば
斬る
弥七:斬る
︙︙!?
茂助:殿︑小僧は
竜の世話を
しとるだけで︙︙

信長:飛ばぬ竜は
今川の大将を
守った
ただの敵だ
その夜︒
茂助:ええか
小僧
茂助:なんで
今川の大将が
窪地におると
知っとった

織田方の
弥七:前の人生の
話をしても
弥七:狂った小者に
なるだけだ

弥七:︙︙夢で
見たんです
茂助:夢︑な


茂助:そういう事に
しといたる


弥七:竜が
殿様に会った
弥七:それだけで
また
下がった
弥七:飛べる
か?

ズル…

弥七:︙︙晴れて
やがる
三日後の朝まで︑
あと︑二日と半︒
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