第5話「区分を変えてください」

元・
伊吹 誠一:よし
骨は
大丈夫だ
花岡 キヨ:ほら
だから
言ったろ
大げさなんだよ

フリーの
伊吹 誠一:圭くん
夜中に
番台へ
行くのは
何回目だい
花岡 圭:︙︙
記録だと
6回目です
伊吹 誠一:そうか
次の意見書に
それも
書いとくよ
調査の日だけ、祖母は元気になる
第5話
その昼︒
包括センター︒

花岡 圭:あの
結果に
納得できない
時って︙︙
有馬 さやか:うん
道は2つ
ありますよ


1つ目︒
結果そのものに︑
不服を申し立てる
2つ目︒
今の様子で︑
もう一度
調べてもらう
有馬 さやか:キヨさん
転んで
調査の日とは
変わった
でしょう?
家に帰って︑
申請書を
広げた︒

花岡 圭:ばあちゃん
ごめん
花岡 圭:健康診断って
言ったの
嘘だった
花岡 キヨ:知ってるよ
そんなの

花岡 キヨ:あんたの嘘は
小さい頃から
番台まで
聞こえてた

花岡 圭:︙︙もう1回
調べて
もらいたいんだ
花岡 圭:今度は
ばあちゃんの
前で
本当のことを
言うから


花岡 キヨ:いいよ
その代わり
花岡 キヨ:今度は
あんたが
番台に
座りな
花岡 圭:番台に
座る――
見たことを︑
全部︑言え
ということだ︒
11月24日︒
2度目の調査︒

真壁 伸夫:どうも
また
お邪魔します

着物は︑
着なかった︒
花岡 キヨ:今日は
ふだんの
あたしで

花岡 キヨ:夜のことは
孫が見てます
花岡 キヨ:孫に
聞いてください
花岡 圭:記録では
夜中の番台
7回です

花岡 圭:お風呂も
まだ
浴槽を
またげなくて
花岡 圭:手首を
痛めてからは
瓶のふたも︙︙
真壁 伸夫:︙︙はい
ちゃんと
書きますね

花岡 キヨ:いい声で
言うように
なったね

真壁 伸夫:いやあ
前より
よく
分かりました
11月25日︒

圭の

花岡 典子:ただいまー
6週間
ありがとね!


花岡 典子:︙︙お母さん
その手
どうしたの
新しい結果は︑
まだ届かない︒
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