第4話「納品の日」
この

湊:朝早くに
すみません

湊:豆腐屋さんなら
この時間は
起きてると
思って
曽根 真琴:湊食機の
見積書の︙︙

湊:黒須さんに
頼まれて
出しました
湊:一度も
お店を
見ずに
曽根 真琴:︙︙どうして

湊:「形だけで
いいから」と

湊:事務局から
電話が来て
正直に
答えました

湊:黒須さんは
悪い人じゃ
ないんです
湊:みんな
やってるって
思ってる

曽根豆腐店の
「みんな︑やってる」︒
「採択されたら︑勝ち」と
同じ言い方だった︒
採択されました。お金は、まだです。
第4話
年が明けて︑
3月10日︒
納品の日︒


豆腐の
宇田:慣れてますね

昼前に︑据え付けが
終わった︒
後の写真も︑撮る︒
宇田:では
お支払いは
今日
全額で
曽根 源治:おい

真琴の
曽根 源治:機械屋には
現金だ

曽根 真琴:お父さん
それ
だめなの
曽根 源治:40年
現金で
払ってきた
曽根 真琴:︙︙

大庭 繁:機械を
見に来てみりゃ
大庭 繁:源さん
現金は
俺の時代でも
古いぞ
曽根 源治:︙︙ふん

宇田:振込で
お願いします
宇田:補助金の
お客さんは
みなさん
そうです

振込先:
900万円が︑
1分で︑
通帳から消えた︒

ガシャン
曽根 真琴(つぶやき):出てきた︙︙


初めての︑600丁︒
夕方︑卸の先の
ハレマートが見に来た︒

スーパー
森川 圭:600丁
600丁ですね

曽根 真琴:はい
4月1日から
毎日
森川 圭:衛生の記録も
見せて
いただけますか

曽根 源治:釜の温度は
40年
つけとる
森川 圭:40年︙︙
40年ですか

森川 圭:いいですね
曽根 真琴:︙︙今
1回で
言った
帳場の机に︑
今日の紙を並べた︒

黒須 亮(電話の声):納品
お疲れっす

曽根 真琴:黒須さん
ずっと
言えなかったんですが
曽根 真琴:12月に
湊さんが
来ました
黒須 亮(電話の声):︙︙

黒須 亮(電話の声):ああ
律儀だなあ
はは
黒須 亮(電話の声):あんなの
どこも
やってますって
曽根 真琴:どこも︙︙?

黒須 亮(電話の声):それより
実績報告
うちで
やるんで

補助金の
黒須 亮(電話の声):明日の朝9時
通帳の原本と
印鑑
取りに
行きますね
曽根 真琴:原本︙︙?
黒須 亮(電話の声):はは
そのほうが
早いんで

明日の朝9時︒
黒須さんが︑来る︒
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