第2話「スマホに入れかけた」
この作品には、H株式会社
この
作中の

待合室は︑
いっぱい︒
電話は︑
鳴りやまない︒

浅見 沙織:あーもう
電話のメモ
AIに頼めば
すぐなのに


平賀 多恵:浅見さん
それ
何に入れようと
してます?
浅見 沙織:あ︑無料の
AIです
浅見 沙織:メモを
まとめて
もらおうかと
平賀 多恵:そのメモ
患者さんの
名前と症状が
書いてますよね

浅見 沙織:︙︙あ
奥の箱
遅いから
つい︙︙
平賀 多恵:分かります
忙しいと
つい
手が出ますよね
診療の後︒
奥の部屋︒

平賀 多恵:外のAIに
入れちゃった
時のこと
決めたいんです
遠野 蒼介:消せば終わり
じゃないの?

遠野 修三:消して済むなら
決まりは
いらんだろう
平賀 多恵:ですから
決まりに
しましょう


遠野 修三:うむ
いい決まりだ
私も守ろう

遠野 蒼介:︙︙俺も
守ります
はい
その夜︒
浅見の帰り道︒

浅見 沙織:あの時
送っちゃった
かな︙︙


浅見 沙織:︙︙送って
なかった︙︙!

浅見さんの画面は︑
送信のボタンの手前で
止まっていた︒
でも︑
奥の箱が遅いままなら︑
次は︑送ってしまうかも
しれない︒
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