第3話「上の階の音」
この

夜の
柳田 茂:一緒に
8階に
言いに行こう
真壁 浩二:えっ
今から
ですか
柳田 茂:あんたも
聞こえたでしょ
柳田 茂:理事長なんだから
真壁 浩二:理事長が
夜中に
1軒だけ
行くのって︙︙

真壁 浩二:今夜は
やめませんか
真壁 浩二:明日
管理会社に
聞いてみます
柳田 茂(画面の外の声):︙︙頼りないね
エントランス︒
七尾 大地:ご近所の音は
いちばん多い
ご相談で
ございまして

七尾 大地:あの︙︙
それが
七尾 大地:名指しで
言いに行くと
かえって
こじれる事が
多くて

〈理事会・
七尾 大地:ピアノは
夜8時までと
ございます
七尾 大地:足音は︙︙
ございません
真壁 浩二:ですよね︙︙
その夜︒

自分:夜の
真壁 浩二:桃井さんも
そっち側
だったのか
〈お知らせ
次の朝︒
掲示板に︑
お知らせが貼られた︒

柳田 茂:紙1枚で
止まるもんか
柳田 茂:もういい
わしが
直接言う
真壁 浩二:ちょ
ちょっと!
真壁 浩二:言い合いに
なったら
もっと
こじれる︙︙
真壁 浩二:1週間だけ
待って
もらえませんか

柳田 茂:︙︙1週間
だけだよ
その夜︒2時︒


トン
真壁 浩二:眠れ
ない︙︙
外の風に
当たろうと︑
廊下に出た︒
赤ちゃん(画面の外の声):ふぇ︙︙
ふぇえ
真壁 浩二:上の
階段︙︙?

8階の
野口 拓也:あ︙︙
すみません
野口 拓也:下の方
ですよね
真壁 浩二:7階の
真壁です
野口 拓也:夜泣きが
ひどくて︙︙
野口 拓也:部屋で歩くと
響くって
張り紙で
野口 拓也:だから
ここで
真壁 浩二:お知らせの
せいで
外に︙︙?


真壁 浩二:あの
僕は
平気です
真壁 浩二:名指しの
つもりじゃ
なかったんです
野口 拓也:分かってます
みんな
寝てる時間
ですもんね
真壁 浩二:迷惑かどうかって
法律だと︙︙
真壁 浩二:赤ちゃんの
泣く声は
違うよな︙︙
次の朝︒6時︒
朝刊を取りに︑
エントランスへ︒


野口 拓也:8階の
野口です
野口 拓也:夜
うるさくて
すみません
柳田 茂:︙︙赤ん坊か

柳田 茂:うちのも
よく泣いたよ
柳田 茂:45年前
だけどね
柳田 茂:階段は
寒いだろ
柳田 茂:部屋で
歩きな

理事会が出したのは︑
紙1枚だけだった︒
真壁 浩二:何もしない方が
いい時も
あるのか︙︙
7階の台所︒

真壁 浩二:︙︙ん?

真壁 浩二:しみ︙︙
だよな
これ
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