第3話「海から」
この

船の
ドン
陸の灯りを︑
背にして︒
ミツギ写真︒

元・
真鍋 恒夫:妻に
陸から
同じ重なりを
見せたくて
三ツ木 遥:この写真は
真鍋さんが?
真鍋 恒夫:若い頃
仕事の合間に
甲板から
撮りました
三ツ木 遥:神戸港
ですね

三ツ木 遥:花火の下に
街の灯り︙︙
三ツ木 遥:船から
陸の方を
向いて
撮ってる
三ツ木 遥:でも
陸からだと
花火の後ろは
海と空なんです
三ツ木 遥:同じ重なりは
海の上から
しか
見えないんです
真鍋 恒夫:︙︙そうか

真鍋 恒夫:妻は
いつも
岸で
待ってたんです
真鍋 恒夫:私の船が
花火の前を
横切るのを

花火は︑約5分︒
その5分を︑
岸で︒

ミツギ
三ツ木 遥:真鍋さん
見せたいのは
同じ景色じゃ
ないのかも
三ツ木 遥:奥さんが
見ていた方を
今度は
並んで
見てみませんか
真鍋 恒夫:︙︙並んで
ですか
真鍋 恒夫:一度も
ありません
でした
真鍋 恒夫:次は11月21日
18時からです
三ツ木 遥:あ︑でも
直前の中止も
あるので
公式の知らせ
見てくださいね

三ツ木 遥:︙︙え
うちの
昔の印?

三ツ木 鉄郎:︙︙その船
知ってる
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