第4話「なぜ、3月は高いのか」
この
3月14日︑
土曜の朝︒

早川 耕平:はい
早川です

1社目の営業:先日
お断りを
いただいた
者です
1社目の営業:ピアノも込みで
15万円
いかがでしょう
早川 耕平:15万︙︙
堤さんより
9万も安い
早川 耕平:あの︙︙
30日でも
ですか?
1社目の営業(電話の声):30日は︙︙
午後からなら
なんとか
早川 耕平:少し
考えさせて
ください

早川 つむぎ:パパ
堤さんの
電話?
早川 耕平:︙︙ちがう
会社
早川 耕平:24万は
高すぎたのか︙︙

ドサッ
水野 楓:段ボール
お届けに
来ました!
早川 耕平:楓さんが
自分で?
水野 楓:今日
これで
5軒目です
早川 耕平:5軒!?

同じ
会社員・
早川 耕平:あの︙︙
聞いても
いいですか
早川 耕平:けさ
ほかの会社から
15万でって
電話が来て
水野 楓:あー︙︙
水野 楓:それに
3月は
どこも
ぎりぎりで
早川 耕平:ぎりぎり?

〈楓の
水野 楓:30日は
トラック1台と
4人で
早川さんの家に
まる1日
水野 楓:仙台まで
走るので
31日も
ほかの家には
行けません
早川 耕平:あ︙︙
2日も
早川 耕平:でも
足りないなら
トラックを
借りれば︙︙
早川 耕平:レンタカー
とか
水野 楓:それ
よく
言われます

早川 耕平:許可︙︙
水野 楓:人も
すぐには
増やせなくて
早川 耕平:13時間︙︙
俺より
ちゃんとしてる

水野 楓:あはは
水野 楓:アルバイトの
学生さんも
取り合いで
早川 つむぎ:ピアノ
運べなく
なるの?
水野 楓:ううん!
つむぎちゃんの
ピアノの分
ちゃんと
1人入ってるよ
水野 楓:あ
その15万︙︙
水野 楓:物置の中も
入って
ますか?
早川 耕平:え?

水野 楓:うちは
堤さんが
全部見たので
入ってます
水野 楓:あっ
ほかの会社さんの
悪口じゃ
ないですよ!
早川 耕平:︙︙いえ
分かります
夕方︒


早川 耕平:やっぱり
家を見に来て
くれた会社に
お願いします
1社目の営業:︙︙ですよね
1社目の営業:3月は
見に行く人も
足りなくて
1社目の営業:次のお客さんの
家は
先に見に
行きます
その夜︒
小さな引越しの会社︒

水野 楓:30日の
朝だけでも
だめ︙︙
ですよね
水野 楓:いえ
また
お願いします
水野 楓:30日の
学生さん
急に来られなく
なっちゃった
水野 楓:去年の
学生さんにも
送ってみたけど︙︙

小さな
堤 隆之:ピアノの
4人目か
堤 隆之:俺が
行くよ
水野 楓:だめです!


堤 隆之:持たないよ
見てるだけ
水野 楓:︙︙ほんとに
見てるだけ
ですからね

相手:去年アルバイトで
水野 楓:来たっ
同じころ︒
耕平の部屋︒

相手:早川さん、
早川 耕平:8日なら
いちばん混む
5日までを
外れる︙︙

早川 耕平:でも
30日は︙︙

その夜︑
30日の4人が︑
そろったところだった︒
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