第3話「ドラレコは、2台分ある」
この

見通しの
ドンッ
根岸 修:あっちが
飛び出して
きた!
事故のあと︒

ひなた
江藤 さくら:わ︑私
止まりました
︙︙たぶん
春日 ひより:︙︙たぶん?
江藤 さくら:止まれの線は
見えてたんです
江藤 さくら:でも
塀で
右が
見えなくて︙︙
春日 ひより:お車の
ドラレコ
見せてもらって
いいですか?

あさな
根岸 修:冗談じゃ
ねえ
俺はゆっくり
走ってた
水曜の夜︒
あさなぎ海上の会議室︒

あさな
ひなた
一ノ瀬 遼:この焼き菓子
春日が
持ってきた
んだろ
春日 ひより:だって
夜は
甘い物が
要るんです!
一ノ瀬 遼:ん?
2台の
ドラレコ︙︙
時刻が
3秒ずれてる
春日 ひより:じゃあ
同じ音で
合わせよう

一ノ瀬 遼:バスの
クラクション
ここで合わせる
春日 ひより:うわ
根岸さんの車
速すぎる

一ノ瀬 遼:でも
江藤さんも
止まれの線で
止まってない

春日 ひより:そっか
両方に
落ち度が
あるんだ
翌朝︒
病院︒

江藤 さくら:あの︙︙
私にも過失が
あったら
治療費って
減るんですか?
春日 ひより:あ︑大丈夫
ですよ
春日 ひより:車の分は
これから
一ノ瀬さんと
話し合いますね
木曜︒
根岸さんの工務店︒

一ノ瀬 遼:根岸さん
言いにくい
んですが
根岸 修:そうか
毎日通る道で
慣れてたな
根岸 修:それより
あの子のけがは
大丈夫なのか
一ノ瀬 遼:首を痛めて
通院して
います
根岸 修:︙︙そうか
根岸 修:詫びに
行けるもんなら
行きてえ
金曜の夜︒
もう一度︑会議室︒
春日 ひより:江藤さんも
止まれの線で
止まらなかったって
認めてくれました
一ノ瀬 遼:根岸さんもだ
一ノ瀬 遼:2人とも
先に
相手のけがを
聞いてきた

一ノ瀬 遼:︙︙5年前も
2台分
見れば
よかったな
春日 ひより:︙︙ばか
あの日は
ドラレコなんて
無かったでしょ
5年前の最後の日︑
車庫の前で
2人の車はぶつかった︒


一ノ瀬 遼:春日
一ノ瀬 遼:5年前の割合
まだ
決まって
ないよな
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