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第7話「ナナシ」

この物語はフィクションです。登場する人物・団体・店は架空です。

昼の王都の北の門。門の上の見張りの塔で、兵士が北の空を指さして叫ぶ。遠くの森の上に、金と水色の光の筋。

大改定から、3日。

見張りの兵:北の
森から!

見張りの兵:何か
来るぞ!

冒険者ギルドの受付。丸眼鏡のセラが、机の上の水晶の板を両手で押さえ、目を見開く。後ろに駆け込んでくるミナトと赤毛のリゼ。

冒険者ギルド 受付セラ

〈ナナシ〉 王国内順位 1,204位 → 611位居場所:北の森 → オルガ村の街道

街道(かいどう)(江戸の五街道(ごかいどう))の解説

現実の事実街道は、町と町を結ぶ主な道で、江戸時代の初めには、徳川家康が江戸と各地を結ぶ5つの街道(五街道)を開きました。たとえば日光街道と奥州街道は、江戸の日本橋から宇都宮宿まで同じ道を通り、そこで二つに分かれます。日光街道は、1617年に家康が日光東照宮に祀られた後、将軍や大名が参詣するために整えられました。

出典

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セラ:うそ︙︙
順位が
まだ
上がってる!

ミナト:まずい︙︙
俺たちの村
オルガ村の
方だ

リゼ:村には!

リゼ:ハンスさん
たちが
いるのに!

第7話「ナナシ」

名を付けた物は︑
見つけられる︒
――そして︑
強くなる︒

夕方の村の外れの麦畑。巨大な角の獣が麦を踏み分けて進む。体じゅうの模様が金と水色に光る。逃げる村人たちが小さい。前足が地に着いた所に、ひびが走る。「ズシン」の筆の描き文字。

夕方︒
駆けつけた村の
麦畑に︑
ナナシはいた︒

畑の柵の前で、剣を構えて立ちはだかるリゼの後ろ姿。その足元に転んだ小さな子ども。

ミナトの幼なじみリゼ

リゼ:走って!

リゼ:振り向か
ないで!

獣の角の一振りで、リゼの体が宙に飛ばされる。折れた剣の破片が光の筋の中で舞い、右へ遠く飛ぶ。
夕日の麦畑。倒れたリゼを抱き留め、目を見開いて叫ぶミナトの顔の寄り。手前にリゼの赤い髪。

ミナト:リゼ!!

リゼ:︙︙子どもは?

ミナト:無事だ︙︙!
しゃべるな

夕闇の中、獣がミナトを見下ろす。光る金の目。模様の金と水色の光が、ミナトの顔を照らす。

〈ナナシ〉 王国内順位 611位登録:北の森/オルガ村/名付けた者:ミナト

構造化(こうぞうか)データの解説

現実の事実構造化データは、ページの中身(レシピ・会社・人・本など)を決まった形で書き添えて、検索エンジンに伝える書き方です。Google は多くの場合 JSON-LD の形を勧め、主に schema.org の言葉を使います。正しく書くと、評価や写真などが付いた目立つ検索結果(けんさくけっか)(リッチリザルト)で出る事があります。

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ミナト:こいつ︙︙
俺の付けた
名前で
俺を見つけて
来たんだ

前の人生の言葉で
言えば――

前の人生の検索文字の並びではなく、人・場所・物(エンティティ)と、そのつながりとして覚える。

エンティティ(検索)の解説

現実の事実検索の仕組みが、言葉を文字の並びとしてではなく、実在の人・場所・物と、それらのつながりとして理解する時の「物」の単位です。Google は2012年5月16日、実在の物とそのつながりを理解する Knowledge Graph を発表し、これを「things, not strings(文字列ではなく、物)」と表しました。

この世界では何に当たる?
神殿の水晶が〈ナナシ〉を「北の森の魔獣」「オルガ村」「名付けた者ミナト」とつないで覚えた形です(作中の決まり)。名を得た物は、つながりごと見つけられます。
同じ名前の別の物は、どう分ける?
Google は、同じ言葉でも、建物・音楽家・店のように別の物を指すことがあり、つながりで見分けると説明しています。

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ミナト:名前は
一つの
言葉じゃない

ミナト:森と
村と
俺と
全部
つながって
一つの〈物〉に
なったんだ

ナレッジパネルの解説

現実の事実ナレッジパネルは、Google のナレッジグラフにある人・場所・組織・物事を検索した時に出る、情報をまとめた枠です。ウェブ上の情報から自動で作られ、ウェブの情報が変わると自動で更新されます。本人や公式の担当者は、ナレッジパネルの認証を受けると、変更を提案できるようになります。

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ミナト:村の名前まで
こいつの中で
つながってる

ミナト:だから
村へ
来たんだ︙︙

獣の正面に、両手を広げて立つミナト。夕闇、麦の穂が風に揺れる。小さな人と大きな獣。

ミナト:北の森の
ナナシ

ミナト:お前を
呼んだのは
俺だ
村じゃない
帰れ
お前の場所は
森だ

獣の金の目の細い寄り。光の模様が、ゆっくり静まっていく。
夜の森の縁へ、獣が背を向けて去っていく。踏み分けた麦の跡が森まで続く。

リゼは︑
命を取りとめた︒

村の家の寝台。包帯を巻かれて眠るリゼ。枕元にミナトが座り、膝の上で両手を握りしめる。窓から朝の光。

前世は Web 集客の仕事をしていたミナト

ミナト:名付けの
代償か︙︙

ギルドの奥の部屋。セラが分厚い帳面を何冊も開き、指で行をたどる。向かいにミナト。

王都に戻って︑
ギルドへ︒

ミナト:セラさん
〈ナナシ〉に
名を付けた夜
オルガ村を
守った記録は?

セラ:それが︙︙
ギルドの
帳面にも
神殿の記録にも

セラ:どこにも
ないんです

セラ:あの夜は
依頼が
出てなかった
から︙︙

ミナト:依頼が
無いと
残らないのか?

セラ:帳面に書くのは
依頼と
報酬の
受け渡しだけ
なんです

セラ:頼まれずに
した事は︙︙
書く欄が
無くて

ミナト:︙︙じゃあ
あの夜の事は
誰も
知らないのか

セラ:︙︙はい

開いた帳面の白い頁の寄り。その日の欄だけが空いている。

順位を決める3つ一、名前を呼ばれた回数二、ほかの者からつながれた数三、行いが、言葉として残っている量

神殿の水晶の前に一人で立つミナト。水晶の中に光の文字が浮かぶ(読めない光の線)。

――行いは、言葉に残らなければ、無かったことになる。

代替(だいたい)テキスト(画像の説明の文字)の解説

現実の事実代替テキスト(alt)は、画像が何を表すかを短い文字で説明するもので、検索エンジンが画像とページの関係を理解する助けになります。Google は、画像の近くに関係する文を置く事と、分かりやすい代替テキストを書く事を勧めています。

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ミナト:村を守った
夜は
無かったことに
なってる︙︙

その夜も︑
〈ナナシ〉の名は︑
村じゅうで︑
恐れと一緒に
呼ばれていた︒

第7話「ナナシ」

つづく

原作・脚本
ka2uma
作画
ka2uma

制作に生成 AI を使用(生成 AI の使い方)

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あなた村を守った夜が記録に無かったと分かった後を考えたい

AIミナトが、あの夜を見ていた村人の言葉を集めて記録に残す話にすると、3つ目の物差しを話の中で使えます。リゼが目を覚まして最初に話す相手を誰にするかも決めどころです。

あなた言葉を集める場面を

AIミナト「ハンスさん、あの夜のこと、覚えてる事を全部、ここに書いてもらえませんか」

送る質問あらすじを踏まえて、次の話の展開を一緒に考えて

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この話で分かること

SEO の「エンティティ」とは?

検索の仕組みが、言葉を文字の並びではなく、実在の人・場所・物(エンティティ)と、それらのつながりとして理解する時の「物」の単位です。Google は2012年5月16日、これを理解する仕組みとして Knowledge Graph を発表し、「things, not strings(文字列ではなく、物)」と表しました。

物語との違い

作中では、神殿の水晶が〈ナナシ〉を北の森・オルガ村・名付けた者とつないで覚え、つながりごと見つけられる形で描いています。

Knowledge Graph(ナレッジグラフ)とは?

Google が2012年に発表した、実在の物とそのつながりの知識の集まりです。発表の時点で、5億を超える物と、それらについての35億を超える事実とつながりを持っていたと説明しています。

同じ名前の別の物を、検索はどう見分ける?

Google は、同じ言葉でも別の物を指すことがあり(建物の名前と同じ名前の音楽家など)、物とそのつながりを理解することで、どの物を探しているかを見分けられるようにすると説明しています。

条件・例外

自分の店や名前を一つの物として分かってもらうには、住所・作った物・関わる人など、つながる事実を同じ書き方で書いておくことが手がかりになります。

この話の用語

街道(かいどう)(江戸の五街道(ごかいどう))漫画の中で見る
現実の事実街道は、町と町を結ぶ主な道で、江戸時代の初めには、徳川家康が江戸と各地を結ぶ5つの街道(五街道)を開きました。たとえば日光街道と奥州街道は、江戸の日本橋から宇都宮宿まで同じ道を通り、そこで二つに分かれます。日光街道は、1617年に家康が日光東照宮に祀られた後、将軍や大名が参詣するために整えられました。
構造化(こうぞうか)データ漫画の中で見る
現実の事実構造化データは、ページの中身(レシピ・会社・人・本など)を決まった形で書き添えて、検索エンジンに伝える書き方です。Google は多くの場合 JSON-LD の形を勧め、主に schema.org の言葉を使います。正しく書くと、評価や写真などが付いた目立つ検索結果(けんさくけっか)(リッチリザルト)で出る事があります。
エンティティ(検索)漫画の中で見る
現実の事実検索の仕組みが、言葉を文字の並びとしてではなく、実在の人・場所・物と、それらのつながりとして理解する時の「物」の単位です。Google は2012年5月16日、実在の物とそのつながりを理解する Knowledge Graph を発表し、これを「things, not strings(文字列ではなく、物)」と表しました。
ナレッジパネル漫画の中で見る
現実の事実ナレッジパネルは、Google のナレッジグラフにある人・場所・組織・物事を検索した時に出る、情報をまとめた枠です。ウェブ上の情報から自動で作られ、ウェブの情報が変わると自動で更新されます。本人や公式の担当者は、ナレッジパネルの認証を受けると、変更を提案できるようになります。
代替(だいたい)テキスト(画像の説明の文字)漫画の中で見る
現実の事実代替テキスト(alt)は、画像が何を表すかを短い文字で説明するもので、検索エンジンが画像とページの関係を理解する助けになります。Google は、画像の近くに関係する文を置く事と、分かりやすい代替テキストを書く事を勧めています。

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更新日:

この先のこと、自分のこと、いつもの AI に聞いてみてください。

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この話のあらすじ

大改定(だいかいてい)から3日。〈ナナシ〉の順位は1,204位から611位へ上がり続け、北の森からオルガ村の街道へ動き出す。村の外れの麦畑で、リゼは転んだ子どもをかばって〈ナナシ〉の角に飛ばされ、重いけがを負う。水晶の窓には、〈ナナシ〉が北の森・オルガ村・名付けた者ミナトとつながって登録されている。前の人生の言葉で言えば、検索は言葉を文字の並びではなく、人・場所・物(エンティティ)とそのつながりとして覚える。名を得た〈ナナシ〉は、名付けたミナトをつながりごと見つけて来たのだ。ミナトは〈ナナシ〉の前に立ち、名を呼んだのは村ではなく自分だと告げ、〈ナナシ〉は森へ去る。リゼは命を取りとめる。ミナトがセラに、〈ナナシ〉に名を付けて村を守った夜の記録を探してもらうと、依頼が出ていなかったため、ギルドの帳面(ちょうめん)にも神殿の記録にもどこにも無い。順位を決める3つ目は「行いが、言葉として残っている量」。神殿の水晶に、言葉が浮かぶ。「行いは、言葉に残らなければ、無かったことになる」。

作者

ka2uma

Web マーケター

Web 集客・SEO の仕事の考え方を異世界転生の物語に、AI と働く毎日の出来事や、そこから考えた話を読み切りにして描いています。

この作品について

検索で上に出る仕組み、リンクや口コミの扱い、Google の大きな更新の時に起きる事を、順位の窓が見える世界の冒険として楽しめます。

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