第7話「ナナシ」
この

見張りの兵:北の
森から!
見張りの兵:何か
来るぞ!

冒険者
セラ:うそ︙︙
順位が
まだ
上がってる!
ミナト:まずい︙︙
俺たちの村
オルガ村の
方だ
リゼ:村には!
リゼ:ハンスさん
たちが
いるのに!
圏外の転生者
第7話
名を付けた物は︑
見つけられる︒
――そして︑
強くなる︒

夕方︒
駆けつけた村の
麦畑に︑
ナナシはいた︒

ミナトの
リゼ:走って!
リゼ:振り向か
ないで!


ミナト:リゼ!!
リゼ:︙︙子どもは?
ミナト:無事だ︙︙!
しゃべるな

ミナト:こいつ︙︙
俺の付けた
名前で
俺を見つけて
来たんだ
前の人生の言葉で
言えば――
ミナト:名前は
一つの
言葉じゃない
ミナト:村の名前まで
こいつの中で
つながってる
ミナト:だから
村へ
来たんだ︙︙

ミナト:北の森の
ナナシ
ミナト:お前を
呼んだのは
俺だ
村じゃない
帰れ
お前の場所は
森だ


リゼは︑
命を取りとめた︒

前世は Web 集客の
ミナト:名付けの
代償か︙︙

王都に戻って︑
ギルドへ︒
ミナト:セラさん
〈ナナシ〉に
名を付けた夜
オルガ村を
守った記録は?
セラ:それが︙︙
ギルドの
帳面にも
神殿の記録にも
セラ:どこにも
ないんです
セラ:あの夜は
依頼が
出てなかった
から︙︙
ミナト:依頼が
無いと
残らないのか?
セラ:帳面に書くのは
依頼と
報酬の
受け渡しだけ
なんです
セラ:頼まれずに
した事は︙︙
書く欄が
無くて
ミナト:︙︙じゃあ
あの夜の事は
誰も
知らないのか
セラ:︙︙はい

順位を

ミナト:村を守った
夜は
無かったことに
なってる︙︙
その夜も︑
〈ナナシ〉の名は︑
村じゅうで︑
恐れと一緒に
呼ばれていた︒
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