第6話「大改定」
この物語はフィクションです。登場する人物・団体・店は架空です。

託宣の
王都じゅうの人が︑
同じ朝に︑
自分の頭の上を
見上げた︒

神殿の

群衆:上がった!
群衆:︙︙下がってる
なんで︙︙?
圏外の転生者
第6話「大改定」

騎士見習い
ローデリヒ:なぜだ!
ローデリヒ:呼ばれた数は
減って
いないのに!
呼ばれた数は︑
同じ︒
変わったのは︑
数え方だった︒

大剣の冒険者:何も
してねえ
のに!
1万位も
下がった!

セラ:順番に!
並んで
ください!

ミナト 王国内順位 97,402位 → 8,815位

大剣の冒険者:なっ︙︙!
大剣の冒険者:圏外上がりが
8000位台
︙︙?
ミナト:あの︙︙
あなたが
悪くなった
わけじゃ
ないと思います
大剣の冒険者:じゃあ
なんで
下がるんだよ!
ミナト:ほかの誰かが
上に来たんです

セラ:どういう
事?
前の人生にも︑
同じ事があった︒
年に何度か︑
検索の順位の決め方が︑
大きく改まる︒

セラ:はあ︙︙
神殿に
元に戻せって
言いに行く人が
列になってるわ
ミナト:戻らないと
思います
ミナト:誰か一人を
狙った
改定じゃ
ないから

ギルドの
セラ:あ︙︙
上がったのは
人に会って
何かをした人

ミナト:下がったのは
会ったことも
ない人に
名を
呼ばせた人
大改定で
誰が呼んでも︑数は数︒
――その決まりが︑
一夜で︑終わった︒

トマ:わしの順位
少し
戻ったよ︙︙!
ダナ:森の調べの
報せが
ギルドの帳面に
言葉で
残ったからさ
ダナ:あんたが
42日
待った事も
書いてある

村からの
ミナト:ハンスさんは
下がってる︙︙
ミナト:でも
このパンは
昨日と
同じ味だ

ローデリヒ:貴様!
ローデリヒ:圏外上がりが
神殿に何か
したのだろう!
ベルナー:託宣は
お前一人の
ために
下りたのでは
ない
ベルナー:戻る道は
ある
ベルナー:名を呼ばれるに
値する事を
せよ

その日︑ローデリヒは︑
初めて︑
白い手袋を外した︒

リゼ:ミナト〜!
リゼ:8000位台
だって!
剣士 Lv.12・王国内順位 8,203位 → 7,940位

リゼ:えへへ︙︙
もうすぐ
並ぶね
ミナト:圏外から
ここまでか
リゼ:名前
呼ばれた
からだよ
みんなに!
村で︒森で︒
ギルドで︒広場で︒
会った人が︑
呼んでくれた名前だった︒


その夜︑
神殿の水晶に︑
一つの名が
浮かんだ︒
神殿の


ミナト:名を
付けたのは
俺だ︙︙
名を得た物は︑
見つけられるようになる︒
――そして︑
強くなる︒
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あなた〈ナナシ〉が1,204位になった後、王都はどう動く?
AI騎士団が討伐隊を組み直し、隊長を順位でなく北の森を知る者で選ぶ線が考えられます。ミナトは案内役として呼ばれるかもしれません。
あなたローデリヒのその後を一場面だけ
AI朝のギルド、手袋を外したローデリヒが、誰も受けない依頼の紙を一枚はがす。セラ「……題名、書き直す?」。絵:掲示板の前で紙を握る素手。
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