第2話「開示請求、いくらですか」
この

白井 凪:ずっと
見られてた
瀬川 ちとせ:まず
深呼吸
白井 凪:ううん
むり
瀬川 ちとせ:じゃあ
先に
聞かせて

瀬川 ちとせ:怖い?
白井 凪:︙︙怖い
白井 凪:今夜
家に
帰れない
瀬川 ちとせ:15時の
打ち合わせ
延ばして
もらおうか
白井 凪:やだ
白井 凪:それは
私の
仕事
白井 凪:こんなの
今すぐ
消す

パシッ
瀬川 ちとせ:待って
瀬川 ちとせ:消す前に
残すの
残す物:コメントの
白井 凪:なんで
残すの
瀬川 ちとせ:誰が
書いたか
調べる時に
要るから
白井 凪:全部
撮った

コメントは︑
消えた︒
書いた人は︑
消えない︒
白井 凪:誰が
書いたの
瀬川 ちとせ:調べる
方法は
あるよ

料理と
凪の
白井 凪:ねえ
それ
いくら
かかるの
瀬川 ちとせ:裁判所に
払うのは

白井 凪:安っ
瀬川 ちとせ:ただ︙︙
瀬川 ちとせ:弁護士さんに
頼むと
お金も
時間も
かかる
瀬川 ちとせ:お金の
前に
無料で
聞ける所も
あるよ

瀬川 ちとせ:あ
瀬川 ちとせ:この法律
去年の4月に
名前が
変わってる
白井 凪:へえ︙︙
名前
長っ
瀬川 ちとせ:それと
瀬川 ちとせ:開示の
前に
書いた人にも
聞くんだって

白井 凪:えっ
白井 凪:書いた人に
ばれるの!?
瀬川 ちとせ(画面の外の声):黙って
調べるのは
できないの

白井 凪:また
書かれたら
どうしよう
白井 凪:でも
白井 凪:誰が
私の部屋を
見てたのか
白井 凪:知りたい
瀬川 ちとせ(画面の外の声):わかった
瀬川 ちとせ(画面の外の声):一緒に
聞きに
行こう
15時の打ち合わせは︑
笑って︑
終えた︒
瀬川の部屋︒

瀬川 ちとせ:今夜は
うちね
白井 凪:あれ
ちとせさんの
部屋
何もないじゃん
瀬川 ちとせ:見ないで
白井 凪:︙︙ありがと
次の週から︒



法務局で︑
ほかに広まった
投稿の消し方を聞き︑
弁護士と︑
申立てを出した︒
1か月半後︒
凪の部屋︒

ブラインドは︑
閉めたまま︒
白井 凪:やっと
家で
撮れた

白井 凪:知らない
人から
相手:回線の

白井 凪:みお
ちゃん︙︙
音楽室で︑
いつも︑
隣で吹いていた子だった︒
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