第1話「BGM が、使えない」
この物語はフィクションです。登場する人物・団体・店は架空です。

午前2時10分。凪の
料理と
〈夜ごはん、
白井 凪:うそ
白井 凪:伸びてる

〈お知らせ〉あなたの
白井 凪:え
白井 凪:著作権?
その投稿、消せますか
第1話「BGM が、使えない」
同じ日の朝︒
小さな事務所︒
瀬川 ちとせ:まず
深呼吸
凪の

白井 凪:消さなきゃ
だめ?
〈明日 15時〉初めての
瀬川 ちとせ:待って
読むから

瀬川 ちとせ:あ
瀬川 ちとせ:これ
曲の
申し立てだ
白井 凪:じゃあ
セーフ?
瀬川 ちとせ:でも
この音

瀬川 ちとせ:CDの
音
そのまま?
白井 凪:小さく
したよ
瀬川 ちとせ:小さくても
同じ
曲と︑音は︑
別の物だった︒

〈瀬川の
白井 凪:えっ
白井 凪:だって
みんな
使ってるじゃん
瀬川 ちとせ:みんなの
話じゃ
なくて
瀬川 ちとせ:明日の
先方が
見るんだよ
白井 凪:48万回
だよ︙︙

瀬川 ちとせ(画面の外の声):消すかは
凪が
決めて
瀬川 ちとせ(画面の外の声):私は
一緒に
撮り直す
その足で︑
凪の部屋へ︒

白井 凪:曲は
使えるん
でしょ
瀬川 ちとせ(画面の外の声):え
白井 凪:なら
音は
私が出す
同じ日の夜︒
凪の部屋の台所︒

瀬川 ちとせ:なんで
鍵盤
ハーモニカ
白井 凪:家に
これしか
なかった
瀬川 ちとせ:ふふ
瀬川 ちとせ:でも
いい音

48万回は︑
0回に
戻った︒
翌朝︒
瀬川 ちとせ:凪
見て

〈撮り直した
〈先方からの
白井 凪:やった
瀬川 ちとせ:よかったね

白井 凪:ん?

〈コメント欄〉白井 凪さん、
白井 凪:なんで
本名︙︙
本名と︑住んでいる部屋まで︒
動画では︑
一度も︑
名乗っていない︒
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あなた凪が鍵盤ハーモニカを吹いている撮影の場面を、隣の部屋の人の目から考えたい
AI夜の壁ごしに、同じ曲が何度も途中で止まっては始まり直す音を聞く隣の人の場面にすると、撮影の苦労を外から笑いに変えられます。
あなたその場面の台詞を
AI隣の人「……また、そこで間違えた」。絵:布団の中で、思わず指で鍵盤を押すまねをしている隣の人。
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