第2話「ユウキと同じ中学」
この

「ユウキと
北村 加奈子:ユウキくんと
何か
あったの?
北村 奏汰:︙︙別に
北村 奏汰:ごちそうさま

バタン
北村 加奈子:「別に」の
顔じゃ
なかったよね

北村 徹:︙︙聞こえてた
北村 加奈子:えっ
いつから?
北村 徹:「みんなって
誰よ」から
北村 加奈子:ほぼ
最初から
じゃん
北村 徹:あのさ
北村 徹:俺が
聞いて
みようか
北村 加奈子:え
あなたが?

奏汰の
北村 徹:お金の話じゃ
ないんだろ
北村 徹:なら
俺の出番
日曜の夕方︒
近所の公園︒

小学5年
北村 徹:ユウキって
どんな子?
北村 奏汰:︙︙4年までは
いちばん
仲よかった
北村 奏汰:今年の春に
理科の発表で
星の話を
したんだ
北村 奏汰:ぼく
好きな話だと
早口に
なるでしょ
5年の春︒教室︒

奏汰の
ユウキ:出た
早口博士!


ドッ

北村 奏汰:それから
ずっと
「博士」って
呼ばれてる
北村 奏汰:ユウキ
4年の
終わりから
なんか
変わったんだ
北村 徹:変わった?
北村 奏汰:わかんない

北村 奏汰:中学も
同じメンバー
でしょ
北村 奏汰:3年間
あれは
やだ
北村 徹:そっか︙︙
北村 徹:言ってくれて
ありがとな
北村 奏汰:お母さんに
言っていいよ
北村 奏汰:ぼくからは
言えないから
北村家の食卓︒

北村 加奈子:博士︙︙
北村 加奈子:で︑私には
「別に」︙︙
北村 徹:言いにくい
んだよ
母さんには
北村 加奈子:︙︙よし

北村 加奈子:行く中学って
住所で
決まるんだっけ
北村 加奈子:へえ︙︙
変えられる
ことも
あるんだ
北村 加奈子:でも
奏汰は
「やだ」って
言っただけ
北村 徹:受験ってさ
私立だけ?
北村 徹:会社の
後輩の子
公立の
中高一貫に
行ったって
北村 加奈子:え
公立の
中高一貫?

北村 加奈子:うそ
授業料
0円!?
北村 加奈子:私立の3年で
467万
だったのが︙︙
北村 徹:え︑何
何万?
北村 加奈子:今度は
安い方の
話!
北村 徹:安い方なら
もっと
聞きたい

北村 加奈子:受験する
しないの
2つじゃ
なかった
北村 加奈子:選べる道
3つ
北村 加奈子:でも
決めるのは
奏汰
北村 加奈子:月︙︙
北村 加奈子:星
好きだったよね
月曜の朝︒

北村 加奈子:奏汰
ちょっといい?
北村 加奈子:お金の話じゃ
ないから
北村 加奈子:1回だけ
体験授業
行って
みない?
北村 加奈子:理科で
月の話
だって
北村 奏汰(画面の外の声):︙︙1回だけね
土曜の午後︒
塾の教室︒


塾の
楠 誠:月って
どうして
形が
変わる?
楠 誠:分かる人
いる?
北村 奏汰:知ってる︙︙


北村 奏汰:月は
自分で
光ってなくて
北村 奏汰:太陽の光が
当たってる所が
見えてて
北村 奏汰:だから
光ってる側に
太陽が
あって︙︙!
北村 奏汰:あ︙︙
北村 奏汰:また
早口︙︙

楠 誠:おお︙︙
いいね
楠 誠:その早口
頭の回転に
口が
追いついて
ないんだ
楠 誠:ここでは
早口
大歓迎

北村 加奈子:あんな顔
久しぶりに
見た
北村 奏汰(画面の外の声):お母さん

北村 奏汰:ぼく
ここ
行きたい
北村 加奈子:講習
別︙︙
北村 加奈子:︙︙よし
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