第2話「売られるなら、辞める」
話の後で、DXMAコンサルティング
この

翌朝。
職人たち(何人もの声):売られるって
本当かよ
岩城さんが辞めれば︑
注文の半分が
止まる︒
深町 修造:お前
仕事は

金属の
深町 遥:ねえ
岩城さんは?
深町 修造:放っとけ
あいつは
来る
岩城さんは来ない︒
家を訪ねた︒
深町 遥:岩城さん

岩城 勝:何の
用だ
深町 遥:売るって
まだ
決まってない
岩城 勝:なら
なんで
紙に書く

岩城 勝:社長の
頭の中を
紙にしてる
岩城 勝:よその人間に
渡す支度だろ
深町 遥:あ︙︙
それは
半分は︑
当たっている︒

いちばん古い
岩城 勝:38年
1号機を
回した
岩城 勝:知らねえ
会社で
使い捨てに
されるなら
岩城 勝:今
辞める
深町 遥:でも
売らなかったら
お父さん
閉めるって︙︙

岩城 勝:は?
閉める?

ゴトッ
岩城 勝:閉めたら
22人
岩城 勝:全員
クビだろ
22人には︑
来月︑父が言う
はずだった︒
有休を返上して︑
会計事務所へ︒
深町 遥:売られたら
みんなは
どうなるの


会社を売る形は︑
1つじゃない︒
〈会社を
深町 遥:移るか
どうかは
岩城さんが
決められる?
木曜の朝︒
工場の現場︒
岩城 勝:道具を
取りに来た

岩城 勝:閉めるのか
社長
深町 修造:ふん
売れなきゃな
岩城 勝:俺に
一言も
無しか

深町 遥:待って

深町 遥:岩城さん
売るって
どういう事
だと思う?
岩城 勝:知らねえ
会社の
物になる
深町 遥:半分
違う

深町 遥:株式譲渡なら
変わるのは
株主だけ
深町 遥:会社も
雇われ方も
そのまま
深町 遥:事業譲渡なら


岩城 勝:断ったら
クビだろ
深町 遥:売られるん
じゃない
岩城さんが
選ぶの

深町 修造:勝
お前の段取りは
俺の頭にも
無い
岩城 勝:︙︙ずるいぞ
社長
深町 遥:だから
紙にしたいの
岩城 勝:︙︙1枚
だけだぞ

深町 遥:え︑字じゃ
ないの?
岩城 勝:図だ
読め
工場の事務所︒
深町 修造:今夜
俺が
頭で出す
深町 修造:明日の朝
紙に
写せ
深町 遥:うん

その夜︑
父は︑
ひとりで残った︒

病院の人(電話の声):深町さんの
ご家族の方
ですか

父は︑事務所から
自分で
救急車を呼んだ︒
締め切りは︑
月曜の正午︒
見積もりは︑
まだ父の
頭の中にある︒
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