第1話「毎月、払っているのに」
この物語はフィクションです。登場する人物・団体・店は架空です。

栗田 修平:今月も
ちゃんと
払った︙︙
〈カード A の
栗田 修平:え︙︙
栗田 修平:7500円しか
減ってない?

文具の
栗田 修平:待って
先月も
その前も
3枚の明細に︑
毎月︑合わせて8万円︒
2年︑払ってきた︒
恋人の春菜から︒
〈春菜〉来月の

栗田 修平(つぶやき):会いたい
けど︙︙
〈引き落とし〉27日:80,000円口座の
栗田 修平:︙︙また
借りる
しか

申し込みのボタンの
手前で︑指が止まった︒
翌日の昼休み︒
市役所の3階︒
宗方 依子:はい
いらっしゃい

市の
栗田 修平:あの
借金が
500万で
栗田 修平:人生終了
ですか?
宗方 依子:うーん
終わるかは
まだ
宗方 依子:まず
計算しましょ
宗方 依子:明細
全部
出してみて

宗方 依子:毎月の
手数料と利息
いくらか
分かります?
栗田 修平:︙︙いえ

栗田 修平:えっ
6万!?
栗田 修平:8万払って
減るのは
1万7500
だけ︙︙

〈今の
栗田 修平:500万を
返すのに
もう
500万︙︙
宗方 依子(画面の外の声):昨日の夜
何か
申し込み
かけました?
栗田 修平:なんで
分かるん
ですか
宗方 依子(画面の外の声):来る人
みんな
そうだから
栗田 修平:借りて返したら
手数料の上に
また手数料
栗田 修平:申し込み
やめます

宗方 依子:数字
ちゃんと
見ましたね
栗田 修平:ほんとは
見たく
なかった

宗方 依子:終わらせ方は
ひとつじゃ
ないですよ
〈次の
宗方 依子:全部
ですよ?
栗田 修平:全部
です
その夜︒
修平の部屋︒

開けずに積んでいた
封筒を︑
初めて全部開けた︒
栗田 修平(つぶやき):A︑B
ローン

栗田 修平:これ
どこの
会社?
差出人の名前に︑
覚えがない︒


4年前に︑
使わなくなったカード︒
栗田 修平:まだ
残って
たの︙︙?
〈封筒の
〈残り〉500万円→ 548万6,000円
500万円じゃ︑
なかった︒
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あなた修平が知らない会社の封筒を開けた次の朝、宗方さんに電話する場面を考えたい
AI修平が「500万円じゃなかったです」と先に言ってしまい、宗方さんが電卓を出す音だけで返すと、2人の関係が出ます。封筒の会社が本物かどうかを、修平が自分で調べようとして止められる流れにすると、次の話の問いにつながります。
あなた宗方さんの最初の一言を
AI宗方「はい、計算し直しましょ。……その封筒の電話番号には、まだかけてませんね?」。絵:受話器を耳に当てたまま、電卓のふたを開ける宗方さん。
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