第1話「明日は、行きます」
この物語はフィクションです。登場する人物・団体・店は架空です。

7時52分。中学校の
2年3組の
小坂 りん(電話の声):2年3組の
小坂です
小坂 りん(電話の声):今日も
休みます
須藤 創:うん
分かった
須藤 創:体調は
どう?
小坂 りん(電話の声):︙︙明日は
行きます
〈出席簿 2年3組 小坂 りん〉欠席 18日目電話は
須藤 創(つぶやき):また
明日はか
石黒 正人:須藤先生

2年の
石黒 正人:小坂さん
あと12日で
30日だね
須藤 創:えっ
30日︙︙?
石黒 正人:頼むよ
須藤 創:あと12日︙︙
戻さないと
夕方6時︒
小坂さんの家︒

りんの
小坂 大和:また
来たの?
須藤 創:あ
プリント
届けに
小坂 大和:先生
それって
小坂 大和:学校の
仕事
ですか?
須藤 創:うっ
須藤 創:し仕事︙︙
かな
小坂 大和:ふーん
小坂 大和:ねーちゃん
先生だよ

小坂 りん(画面の外の声):︙︙明日は
行きます
須藤 創:うん!
待ってる
須藤 創:明日
絶対な
小坂 りん(画面の外の声):うん
翌朝
7時52分︒

小坂 りん(電話の声):今日も
休みます
小坂 りん(電話の声):明日は
行きます
〈出席簿〉欠席 19日目
須藤 創:明日
明日
明日︙︙
夜9時︒
誰もいない職員室︒

須藤 創(つぶやき):30日って
何の
30日︙︙
〈文部科学省の
須藤 創:うわ
15人に
1人︙︙
須藤 創:30日って
数え方
なんだ
須藤 創:締め切り
じゃ
ない

〈同じ
須藤 創:教室じゃ
なくて
いいのか
翌日の夕方6時︒
小坂さんの家︒

小坂 大和:今日も
仕事?
須藤 創:んー
半分
仕事
小坂 大和:半分って
何

須藤 創:小坂
聞こえる?
須藤 創:おととい
絶対って
言った
だろ
須藤 創:ごめん
小坂 りん(画面の外の声):先生
小坂 りん(画面の外の声):それって
学校の
仕事
ですか

須藤 創:最初は
そうだった
須藤 創:30日に
なる前にって
焦ってた

小坂 大和:先生
話長い
須藤 創:ごごめん
須藤 創:でもさ
教室じゃ
なくて
いいんだ
須藤 創:3階に
空き教室の
部屋が
あってさ
小坂 りん(画面の外の声):︙︙誰も
いない?

2年3組の
須藤 創:放課後なら
たぶん
誰も
小坂 りん:4時
なら
小坂 りん:明日は
行きます
須藤 創:おおう
翌日︑
午後4時︒

小坂 りん(つぶやき):10分
だけ

須藤 創:よ
よく来た︙︙
小坂 りん:来た
だけ
〈出席簿〉欠席 21日目午後
須藤 創:欠席は
欠席
なんだけど
須藤 創:でも
10分

夕方5時︒
2年3組の教室︒

須藤 創(つぶやき):プリント
まとめて
持ってくか

須藤 創:これ︙︙
須藤 創:消した
跡︙︙?
〈小坂 りん 欠席 21日目〉学校に
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あなた机の中の消された落書きを見つけた次の朝、7時52分の電話の場面を考えたい
AI須藤が落書きのことを電話で聞くのか、聞かずにいつもの「分かった」を言うのかで、彼がこの1話で何を学んだかが見えます。りんの声がいつもと違うかどうかも、最初の台詞で決められます。
あなた聞かずに、別の言い方をする形で
AI須藤「分かった。……4時の部屋、今日も開けとく」。りん「……うん」。絵:受話器を置いた須藤の手元の、閉じたままの出席簿。
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