
柚木:今日は若宮さんと︑
日下部さん︒
面接官は岩城部長と
課長です︒

応募者・栄養学科4年若宮 さくら
岩城:若宮さん︒
女の子だと︑
結婚したら
辞めちゃうでしょう︒
続けるつもりは
あるの?

〈評価票〉岩城 剛 の手元備考:結婚後も続けるか、意思あいまい③ 入社後にしたい事:C

採用面接で、結婚の予定や、子どもが生まれた後も働き続けるかを、女性にだけ聞く事は、男女雇用機会均等法iの指針で禁じられています。
ことは:仕事の力と
関係ない事は︑
誰にも聞きません︒
ことは:︙︙それと︒
彼女の③︑
今︑Cに
しましたよね︒

さくら:実習先の病院で︑
甘い物を我慢してる
患者さんを︑
たくさん見ました︒
さくら:糖を控えても︑
ちゃんとおいしい
お菓子を︑
御社の試作室で
作りたいです︒
〈評価票〉岩城 剛 の手元③ 入社後にしたい事:C → B「糖を控えた菓子。病院の実習で見た事から」



わざと否定を重ねて︑
応募者を追い詰める︒
圧迫面接iと
呼ばれるやり方︒
家族の仕事・学歴・収入など、本人に責任のない事や、尊敬する人物・愛読書など、本来自由であるべき事は、採用選考で聞かないよう、厚生労働省が求めています。(就職差別につながるおそれのある14の事項i)
柚木:部長︒今月から︑
就活生へのセクハラを
防ぐ手だてを取るのも︑
会社の義務iに
なったんです︒
岩城:昔は︑
みんな聞いた!
家を見れば︑
人が分かる!
ことは:分かるのは︑
日下部さんが
何をしてきたか
だけです︒
ことは:日下部さん︒
模擬店で︑雨の予報が
外れた日は
どうしましたか︒

樹:隣の焼きそばの店と︑
前の日に
約束しておきました︒
足りなくなったら︑
材料を分けてもらう︑と︒

〈評価票〉岩城 剛 の手元② 自分で動いた事実:B → A「外れた時の手も、先に打っていた」

二次面接 合否会議若宮 さくら 最終面接へ日下部 樹 最終面接へ

岩城:︙︙九条︒
お前︑いつから
そんな事を言う
ようになった︒
岩城:去年までは︑
お前が一番︑
黙って書いてたろう︒

九条:最終面接の後の
食事会で︑
社員に聞かれた︒
「彼氏いるの?」と︒
九条:︙︙受ける側は︑
断れないんだな︒
笑って流すしか︑
ない︒

ことは:九条さん︒
それ︑今月から
会社が防がなきゃ
いけない事です︒
九条:知っている︒
俺は︑人事だ︒
︙︙知っていても︑
言えなかった︒


雛森:岩城くんから
聞いたわ︒
昨日の二次面接の
こと︒
雛森:九条くんは十年︑
面接で一度も︑
人の質問を
止めなかった︒

雛森:九条くん︒
︙︙あなた︑
九条くんじゃ
ないわね︒

お祈りの裏側 〜面接官になった就活生は、落ちた理由を知りたい〜
第3話「その質問は、しない」終